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総務省調査、携帯からのネット利用がパソコンを上回る

 総務省は、携帯電話やパソコンからのインターネット利用などを調査したレポート「通信利用動向調査」の結果を発表した。2005年末時点でのデータで、世帯や法人でのネット利用状況が明らかにされており、携帯電話からのインターネット利用者数が、パソコンからの利用者数を初めて上回っている。

 調査は2006年1月に実施され、世帯調査の対象となったのは全国6,400世帯で、有効回答数は3,982世帯。また法人調査は企業調査(雇用者100人以上)と事業所調査(雇用者5人以上)に区分されている。調査対象数および有効回答数は、企業調査が3,000企業中1,406企業、事業所調査が5,600事業所中の2,821事業所となっている。

 インターネットの利用動向としては普及率はほぼ横ばい。世帯普及率は前年より0.2ポイント増の87.0%になったほか、企業普及率は前年より0.8ポイント増の99.1%に、事業所普及率は前年より3.9ポイント増の85.7%となっている。過去1年間にインターネットを利用したことがある人は、8,529万人と推計され、前年度より581万人増加。人口普及率は推計66.8%となっている。

 どういった端末からインターネットを利用しているか、という点についてはパソコンユーザーが6,601万人、携帯電話・PHSユーザーが6,923万人と、今回の調査で初めて携帯・PHSユーザーがパソコンユーザーより多いという結果になった。なお、このうち両方を使うユーザーは4,862万人と見られ、パソコンのみ使うユーザーは前年より521万人減少。携帯電話でのネット利用が拡大している状況が明らかにされている。


ネット利用時の端末に関するデータ
ネット利用時の端末に関するデータ

 利用頻度を見ると、「1日1回は利用する」というユーザーが携帯電話では55.3%、パソコンでは43.9%となった。世代別では、10代(13歳以上)および20代のユーザーの6割以上が携帯電話からネットを利用している。

 ネットの利用目的としては、携帯電話ユーザーの場合、「連絡・情報交換手段」が69.5%を占めた。「音楽デジタルコンテンツの入手」は26.2%、「ニュース・天気予報の情報入手」は25.1%で、携帯・PHSがコミュニケーションツールとしての役割を果たしていることが明確に示されている。

 このほか同調査では、世代や性別、居住都市の規模ごとでの携帯電話利用率や、企業におけるGPS機器、非接触ICカードなどの普及率、ブロードバンド回線の普及率などが明らかにされている。



URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060519_1.html


(関口 聖)
2006/05/19 16:29

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