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2005年度のリサイクル実績、減少傾向に歯止めかからず

 電気通信事業者協会(TCA)と情報通信ネットワーク協会(CIAJ)は、2005年度の携帯電話とPHSのリサイクル実績を発表した。2000年度以来、回収台数は減少し続けている。

 2005年度の携帯・PHS回収台数は、本体が744万4,000台(622トン)、電池657万5,000台(132トン)、充電器が358万7,000台(259トン)となった。携帯電話本体だけではなく電池も回収台数は前年度よりも落ち込む結果となったが、充電器のみ前年度より約40万台の増加となっている。

 TCAによれば、「携帯電話・PHSには、プラスチックのほか、鉄やアルミニウムなどのほか、金や銀など稀少な金属も用いられている。リサイクル時には、それらの稀少金属だけではなく、プラスチックなども再利用しており、携帯・PHSは全ての素材で100%の再資源化率を実現している」とのことで、廃棄処理は行なっていないという。

 回収台数減少の要因として、TCAでは、「カメラ付き携帯電話など、端末の高機能化が進み、手元に保管しつづけるユーザーが増加している」と分析。ユーザーの動向をアンケート調査した結果もあわせて発表されており、思い出として残す人が40%いるほか、カメラ(6%)やアラーム(4%)などの用途で使う人もいることが明らかとなっている。また個人情報の漏洩を心配する声は15%にのぼっている。その一方で、「なんとなく」と消極的な回答も40%を占めている。

 両協会では今後、携帯・PHSリサイクルの認知度向上を図っていくほか、データのバックアップ体制や機種変更時のデータ引き継ぎといった手段の充実など、回収台数が増加するような施策の実施を目指す。



URL
  TCA プレスリリース
  http://www.tca.or.jp/japan/news/060627.html


(関口 聖)
2006/06/27 16:41

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