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ウィルコム、夏モデル「W-ZERO3[es]」を発表

W-ZERO3[es](ブラック)

ホワイト

ホワイト
 ウィルコムは、ストレート型の携帯電話風デザインで、スライドさせるとキーボードが現われてPDAライクに利用できるW-SIM対応端末「W-ZERO3[es](ダブリューゼロスリー エス)」を27日に発売する。7月14日より予約受付が開始される予定で、ウィルコムストアでの価格は年間契約ありで新規29,800円、年間契約なしで新規33,800円。

 今回発表された「W-ZERO3[es]」は、シャープ製のW-SIM対応端末。型番は「WS007SH」となる。W-ZERO3と同じスライドボディを採用しながら、ディスプレイ側ボディには数字キーと方向決定キーが配されており、閉じると幅約56mmとストレートタイプの携帯電話のように利用できる。

 タッチペンによる入力に対応した2.8インチ、640×480ドット(VGA)のモバイルASVシステム液晶ディスプレイを備えるほか、131万画素のカメラ機能ではマクロスイッチによる撮影モードをサポート。QRコードも読み取れる。OSは、Microsoft Windows Mobile 5.0 software for Pocket PC 日本語版(MSFP対応版)で、CPUはIntel PXA270 416MHz、内蔵メモリは128MB(ユーザーエリア約60MB)、SDRAM(ワークエリア)は64MB。外部インターフェイスとして、W-SIMスロット、miniSDカードスロット、USB 2.0ポート(USB OTG対応)、平型イヤホンマイクなどを装備する。なお、従来のW-ZERO3で対応していた無線LAN機能は搭載されない。

 日本語入力機能として「Microsoft IME」に加え、「ATOK」を搭載。ATOKでは予測変換機能もサポートされる。携帯電話のように使えるテンキーでの入力と、長文作成などに適したQWERTY配列のキーボードの、どちらの入力スタイルにもATOKが利用できる。

 本体に搭載されない機能も、USB端子など外部インターフェイスで豊富にサポートされる。ピクセラとウィルコムが共同で、背面に装着する形のワンセグ受信モジュールを開発しているほか、miniSDカードスロットなどを利用する無線LANカードやUSB接続のBluetoothアダプタも開発中。デジタルカメラとUSBケーブルで直接接続できる機能もサポートされる予定。他社から発売されるプロジェクター接続アダプタにもUSB経由で接続できる。ペンタックスからはモバイルプリンタのUSB接続のサポートがアナウンスされている。このほか、ウィルコムから別売りのオプションとして端末を縦位置で置くタイプの充電台も用意される。

 ソフトウェア面では、Outlook互換のメールソフト、ライトメールに加え、オリジナルメールソフト「W-ZERO3メール」を搭載。携帯電話のように片手で操作することを念頭に考えられたインターフェイスを採用し、パソコンで使用しているISPのメールが送受信できる。自動振り分け機能や保護機能、複数アカウント機能などを備え、プライベートで手軽に利用できるメールソフトになっている。

 ブラウザアプリとして「Opera Mobile」と「Internet Explorer Mobile」がプリセットされる。電子書籍が楽しめる「ブンコビューア」、PDFビューワーもサポートされる。

 大きさは約135×56×21mm(クローズ時)で、重さは約175g。電波状態ランプ消灯時の連続待受時間は約500時間、電波状態ランプ点灯時の連続待受時間は約300時間。連続通話時間は約420分(約7時間)。ボディカラーは、ブラックとホワイトの2色。


W-ZERO3[es] ブラック ホワイト

ボディ全体にエンボス加工が施されている QWERTY配列のキーボードを出したところ

背面にはカメラとマクロ切り替えスイッチを搭載 本体左側にヘッドホンコネクタ、スタイラス取り出しレバー、USB端子。写真はスタイラスを取り出したところ

ホワイトもブラック同様にエンボス加工 タッチパネル対応のVGA液晶を搭載

ボディをスライドさせれば自動的に横画面に移行する OperaでローカルファイルのWebページを表示 Operaの横画面表示

miniSDスロットでの利用をイメージした無線LANアダプタ。写真は試作段階のもので、サイズもさらに小型化が検討されているという USB接続をイメージしたBluetoothアダプタの試作機

ワンセグチューナーの概要 背面に装着するタイプ USB接続になる予定。画面に受信をイメージした映像が再生されていた

プロジェクタに接続できるアダプタ「Pitch Duo」 プレゼンのデモ。解像度はXGAまでサポート。USB接続でW-ZERO3[es]と接続できる。発売は8月上旬以降を予定

「ケムコ帝国」で7月配信予定の右脳トレーニングゲーム「右脳漫遊記 水戸黄門」 タッチパネル対応ゲームで、正解と思う枠にタッチして直感的に操作できる

既に発売されているPENTAXのモバイルプリンタはUSB接続で利用できる 印刷のデモ


URL
  ニュースリリース(ウィルコム)
  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/07/04/
  ニュースリリース(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060704-a.html
  製品情報(ウィルコム)
  http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/007sh/
  製品情報(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/ws/special/007sh/

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(関口 聖, 太田 亮三)
2006/07/04 14:06

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