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ジェミナイ、携帯向けコミュティサービス用プラットフォーム

スコット・ドリガーズ氏

マイケル・ツォー氏
 ジェミナイ・モバイル・テクノロジーズは、携帯電話向けコミュニティサービスを提供するためのソフトウェア・プラットフォーム「eXplo」(エクスプロ)の提供を開始した。eXploは、ソフトバンクモバイルが提供するコミュニティサービス「S!タウン」のプラットフォームに採用されている。

 eXploは、携帯電話向けに3D描画のコミュニティサービスが提供できるプラットフォーム。チャット機能やパーソナライズツール、写真の共有、ショッピング機能(コマース)といった、従来個別に提供されてきた各機能を統合し、エンドユーザーは3D表示の仮想空間で各機能を利用できる。通信事業者は、バーチャル空間上を新たな広告スペースとして利用可能で、コンテンツの流通も拡大するとしている。

 Javaクライアントとなるため、携帯電話へのプリセットのほか、ダウンロード型の携帯アプリとしても提供できる。また、米ジェミナイのCEOスコット・ドリガーズ氏は、「技術的には他の携帯電話会社との相互乗り入れが可能」と述べており、キャリアを超えたコミュニティサービスとしても利用できるとした。ただし、マルチキャリアのコミュニティサービスとするかは、導入する携帯電話会社側の戦略となる。

 また、ジェミナイではJavaに限らず、BREWなどほかのプラットフォームでの展開についても意欲を示しており、「どのプラットフォーム上でも動くようにしたい」(ドリガーズ氏)と述べた。

 ソフトバンクの「S!タウン」では、このアプリを利用して、携帯電話の中にバーチャルタウンを設置。ユーザー同士でチャットやゲームができるほか、ショッピングなども楽しめる。

 なお今回のソリューションに向けて、ジェミナイは携帯電話向けのJava環境を提供「JBlend」を供給するアプリックスと協業。「リッチなJava環境を提供していく」としている。

 このほか、ジェミナイは、同社のメッセージングソフトウェア「HyperScale Messaging Center」のコア技術がソフトバンクのメールサービス「アレンジメール」にも採用されていることも発表した。

 同社では今後、ソフトバンクモバイルだけでなく、米国や欧州のの事業者にもeXploを展開していく予定。日本法人の代表取締役マイケル・ツォー氏は、「世界の人口65億人に対して、携帯電話は30億台。つまり、35億台はまだ売れる。日本で利益を上げて、世界展開していきたい」と意欲を見せていた。


個別の機能を統合 キャリアの収益拡大に貢献するとのこと さまざまな収入源が期待できるという

携帯電話会社のメリット S!タウン

ユーザー同士のコミュニケーションが可能な「S!タウン」 海外向けのインターフェイス

Symbian OS搭載機にプリセットされたもの 開発ツールも用意される


URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.geminimobile.com/news/index.php?20061106

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(津田 啓夢)
2006/11/06 15:32

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