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9日には富士通が記者向けの説明会を開催、F903iの特徴などについて個別に解説する機会が設けられた。 ■ スイング機構と機能を連携 最大の特徴であるスイング機構は、ソフトウェア的にも幅広くサポートされており、ディスプレイの状態が横画面であっても縦画面であっても基本的に利用できる機能に変わりはない仕組みになっている。フルブラウザやドキュメントビューア、動画の視聴など、横画面での利用が最適なものに加え、アイコンメニューやカメラの撮影、iモードサイトの閲覧なども横画面で行なえる。iアプリでは、横画面に最適化されたコンテンツは今回用意されていないものの、コンテンツプロバイダーなどには既に案内を行なっているとのことで、横画面を活用したゲームなどが今後登場するかもしれない。
このほかセキュリティ面の独自機能として、暗証番号を設定しない指紋のみの認証設定が行なえるほか、「ICカードロック」の個別解除に対応。EdyやiD、DCMXといったおサイフケータイのアプリが個別にロックできるようになっている。 ■ 回転機構の薄型化、ボディの軽量化 スイング機構に関連したハードウェア面では、テンキー側の本体とディスプレイ側を細線同軸で接続し、ディスプレイ回転モジュールの搭載を可能にしている。回転モジュール部分には鋳物の金属部品が用いられ、耐久性を確保しているほか、ディスプレイの回転が左右の端と中央でしっかりと止まるよう回転軸部分には補助的な機構も組込まれている。担当者によれば、回転モジュール自体は特殊ではないものの、いかに薄く作るかという部分で苦労したという。前モデルとなるF902iSではボディ外装の一部にマグネシウムを使用していたが、F903iではディスプレイの回転モジュールに金属を使用していることもあり、軽量化を考慮して外装はエンジニアリングプラスチックのみとなっている。
■ 今後も横画面のコンセプトを継承 同社がスイング機構を採用したF903iでコンセプトのひとつに挙げているのは、横画面でもキー操作が問題なく行なえ、操作性を損なわないという点。全く同じスイング機構が継承されるかどうかは未定だが、横画面でも操作性が損なわれないようなディスプレイ回転機構を今後の90Xiシリーズでも継承していくとしており、同社の独自機能としてアピールしていく考えだ。■ ＵＲＬ ニュースリリース（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20061109a.html ニュースリリース（富士通） http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/11/9.html F903i 製品情報（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/903i/f903i/ F903i 製品情報（富士通） http://www.fmworld.net/product/phone/f903i/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、D903i、F903i、N903iを14日発売 ・ 画面の向きを変えて機能を呼び出すスイングケータイ「F903i」 （太田 亮三） 2006/11/09 19:06 | ||||||||||||
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