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トップシェア奪回を目指すNEC、大学生の意見を端末作りに反映

意見交換の結果を発表

意見交換の結果を発表

チームごとに意見をまとめる

チームごとに意見をまとめる
 ユーザーが本当に求める携帯電話を作り上げることを目指し、NECが「glitter☆」と名付けたモニター制度を設けた。同社ではこれまでも調査会社などを通じて、モニターから意見を募っていたが、国内トップシェアから転落したこともあり、さらに深く“何が求められているか”を調べ上げ、多様化するニーズに応えようとしている。

 同社では男女計30人の大学生を集め、女性2チーム・男性1チームに分けて、9カ月間に及ぶモニタリングを実施。モニターとなった学生については、アンケート調査で、ファッショントレンドやライフスタイル、携帯電話の知識などがチェックされ、面談を経た上で「トレンドに敏感か」「自分の意見をきちんと述べられるか」といった点を考慮した上で選ばれている。普段は、NECが用意したコミュニティサイト内でブログや掲示板を利用するほか、オンラインでのアンケートに回答するといったモニター活動が行なわれている。

 1カ月半~2カ月に1回程度、グループでのミーティングが開催される。11月16日には3回目となる会合が開催され、「携帯電話の商品企画を行なう」というテーマで進められた。

 今回集まったモニターは、20歳前後の女子大生10人。それぞれが持ち寄った携帯電話に関するアイデアをもとに、3チームに分かれて、コンセプトを固めるために意見交換を行ない、それぞれプレゼンテーションを行なった。最初のチームは、「時間を有効に使いたい人」「渋谷や原宿などが好きな人」といったユーザー層をターゲットにした携帯電話として、仲間で楽しめる機能や“おばあちゃんの知恵袋”的機能などを特徴として掲げた。

 2番目のチームは、サポートをテーマにして、自分好みの情報だけを効率的に入手できるというiチャネル風の機能、香りなどで癒してくれる機能が提案されたほか、「みんな欲しい機能だと思う」として、「3日間、バッテリーが持つ」という点が紹介された。最後のチームは、「一緒に想い出を作れるオンリーワンケータイ」として、薄さを追求した形状で、手書き入力機能などを備えた端末といったコンセプトを披露していた。

 同社では、今後も活動を継続し、将来登場するであろう端末の開発に活かしていく。


NECの担当者も意見交換の場に参加 笑いが絶えない雰囲気の中で行なわれた
NECの担当者も意見交換の場に参加 笑いが絶えない雰囲気の中で行なわれた


URL
  NEC 携帯電話製品情報
  http://www.n-keitai.com/
  モニター制度紹介
  http://www.n-keitai.com/pickup/monitor/


(関口 聖)
2006/11/16 21:39

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