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au、ジュニアケータイなど新機種3モデル

A5525SA(ブルブルー)

A5525SA(ブルブルー)
 KDDIと沖縄セルラーは、子供向け「ジュニアケータイ A5525SA」、愛らしいデザインを採用した「Sweets cute」、フレンドリーデザインの「A5523T」のCDMA 1X端末3機種を1月下旬より順次発売する。

 「ジュニアケータイ A5525SA」は、電池フタのロック機構を採用し、緊急時に動作する新機能「移動経路通知」、生活防水などに対応した子供向け端末。「Sweets cute」は、菓子類をイメージさせる愛らしいデザインを採用し、英和・和英・国語辞典や、「移動経路通知」などに対応する。「A5523T」は、でか文字・でかキーを採用する端末となっている。

 10日、KDDIでは都内で発表会を開催し、プロダクト企画部の水野有紀氏から新機種および新サービスの概要が紹介された。また、インダストリアルデザイナーの柴田文江氏も登壇し、「ジュニアケータイ A5525SA」「Sweets cute」のデザイン面について説明を行なった。


Sweets cute(ストロベリーシフォン) A5523T(クリスタルシルバー)
Sweets cute(ストロベリーシフォン) A5523T(クリスタルシルバー)

子供向け機種に込めたKDDIの考え

KDDI水野氏

KDDI水野氏

KDDIでは、子供向け機種を「親子の安心ホットライン」と考えている

KDDIでは、子供向け機種を「親子の安心ホットライン」と考えている
 まず水野氏は、「各社から多くの子供向け端末が登場してきたが、auでは、“親子の安心ホットライン”と位置付けている。具体的には“つながる安心”と“つながらない安心”の2点が重要と考えている」と述べた。

 これまで、KDDIが行なってきた調査によれば、子供向け機種に求められているのは、主に居場所の確認と、親が子供の声を聞きたいという2点。そのため、安心ナビや、ペア機能によって、それらのニーズに応えてきたが、居場所確認については、頻繁に操作するユーザーが多い一方で、居場所を確認する度に位置計測が必要となっており、煩雑な面もあった。そこで、今回はより簡単な操作で居場所を確認できるように「安心ナビ」を機能拡充し、自動確認機能を追加した。職場では携帯電話の操作を禁止されているケースもあるとのことで、パソコンからの検索もできるようにした。さらに移動経路通知も追加し、同氏は「安心ツールとして改善した」とアピールしていた。

 もう一方の「つながらない安心」という点は、有害サイトへのアクセス、あるいは通話・通信の使いすぎを指している。水野氏は「何も設定しなければ、どんどん子供は外部に繋がってしまう。ジュニアモードやEZ安心アクセスサービスなど外へ繋がらない設定を行なうことが大切。ただの電話機ではなく、安心できるツールにしたいと考えている」と語り、親子ともに満足できる携帯電話と説明した。

 出荷数やこれまでの実績については未公表とのことだが、「ジュニアケータイ A5525SA」は小学3~4年生、「Sweets cute」は小学5~6年生の女子をターゲットに開発されたという。1X WINではなく、CDMA 1X機となったことについて、水野氏は「ジュニアケータイは生活防水対応ということで、大振りなボディサイズになりがちだが、より小さくしたかった。また、端末コスト面でより安価にしたかった」と説明した。移動経路通知の利用にはパケット通信料が発生することになるが、日々利用するものではなく、緊急時にのみ利用する機能であるため、パケット定額非対応のCDMA 1Xでも問題はないとの説明もあった。

 なお、今回発表された3機種は、いずれも110番などの緊急通報時に、現在地を通知する「緊急通報位置通知」に対応している。


つながる安心とつながらない安心が重要という つながる安心として「安心ナビ」の機能拡充と、移動経路通知を提供
つながる安心とつながらない安心が重要という つながる安心として「安心ナビ」の機能拡充と、移動経路通知を提供

つながらない安心として制限機能などを提供する
つながらない安心として制限機能などを提供する

柴田氏が語るデザインコンセプト

デザインを手がけた柴田氏

デザインを手がけた柴田氏

ジュニアケータイ A5525SAは、北欧の玩具を意識したという

ジュニアケータイ A5525SAは、北欧の玩具を意識したという
 「ジュニアケータイ A5525SA」と「Sweets cute」の2機種は、インダストリアルデザイナーで過去のSweetsシリーズを手掛けた、柴田文江氏が担当している。

 柴田氏は、「ジュニアケータイ A5525SA」のデザインについて、「北欧の玩具をイメージした。ただし、玩具そのものではなく、子供向けにしっかりと作られた製品という品質、その物作りの姿勢をイメージしたということ。おおらかな曲面で構成され、その一方では元気な子供にとって使いやすい堅牢・頑丈な雰囲気に仕上げた」と説明した。

 防犯ブザーのスイッチや、バッテリーカバー開閉用の専用器具についても、子供が理解しやすい形状を心掛けたという。またボディカラーは、「水色といえば、緑といえば、この色というように、素直な色を展開している。正しい子供らしさを提案しようと考えた。また、ブルブルーなど名称も子供の言葉遊びを考慮した」と述べた。

 「Sweets cute」については、「ビスケットにクリームをディップしたような、ちゃぽんと漬け込んだような柔らかなデザインに仕上げた。外側は柔らかいが、開けるとフラットな印象を与える。また、キートップは、数字と文字を重ねており、奥行きを出している。メカメカしいところは排除した」と語り、クラスの中でファッションリーダーになるような女の子に使ってもらうことを想定しているという。

 「A5523T」については、水野氏から「大人のユーザーに向け、飽きがこないデザインにした。ボディカラーは、自然界にある結晶のようなイメージ」と説明が行なわれた。


クリームに浸かったビスケットをイメージした「Sweets cute」 A5523Tは「大人のケータイ」に仕上げられた
クリームに浸かったビスケットをイメージした「Sweets cute」 A5523Tは「大人のケータイ」に仕上げられた


URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0110/

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(関口 聖)
2007/01/10 10:53

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