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1台の携帯で2つの電話番号とメールアドレスが使える「2in1」

1台で2つの番号・メールアドレスが利用できる「2in1」

1台で2つの番号・メールアドレスが利用できる「2in1」
 NTTドコモは、「904i」シリーズの発表に合わせて、1台の携帯電話で2台分の電話番号とメールアドレスが利用できる新サービス「2in1」を発表した。「904i」シリーズの発売と同時に開始される。

 「2in1」は、1台の携帯電話で2台分の機能を使い分けできるサービス。1台の携帯電話電話で、2つの電話番号(Aナンバー、Bナンバー)と2つのメールアドレス(Aアドレス、Bアドレス)が利用できる。これまでドコモでは、1台の端末で2つの電話番号が利用できるサービス「マルチナンバー」を提供してきたが、今回はオプションサービスではなく新たな名義での契約を交わす形となっており、「2in1」利用者は1契約として計上される。毎月発表される契約数の動向にも反映される。携帯電話2台分の契約を「2in1」によって1契約にまとめることもできる。ただし、マルチナンバーとは兼用できない。

 AナンバーとAアドレスを「Aモード」、BナンバーとBアドレスを「Bモード」とし、各モードを切り替えて利用できるほか、同時に利用できるデュアルモードも用意される。たとえばAモード時に、Bナンバー宛の電話がかかってきた場合、電話番号だけ表示されたり、留守電サービスに転送したりできる。なお、BアドレスはWebメールとなっており、サーバー上に最大500件まで保存できる。保存期限はないが、サーバーから端末内にメールをダウンロードできる。この保存作業は1件1件手動で行なう形となる。また、Bアドレス宛にメールが届いた場合、URL入りのメールが送信されてくる。


発着新番号や電話帳、待受画像が切り分けられる たとえばプライベートと仕事を1台で切り替えられる
発着新番号や電話帳、待受画像が切り分けられる たとえばプライベートと仕事を1台で切り替えられる

2回線を1台にまとめられる。また、Webメール(Bアドレス)が利用できる

2回線を1台にまとめられる。また、Webメール(Bアドレス)が利用できる

月額945円で利用できる

月額945円で利用できる
 対応端末は904iシリーズ5機種。「2in1」用の料金プランとして、「タイプ2in1」も新設される。基本利用料は月額945円で、通話料金や通信料金はAナンバーの料金プランと同じ。無料通話は含まれないが、Aナンバーの料金プランから、無料通話分が利用できる。請求書は、AモードとBモードで分割できるが、Bモードの請求書はBナンバーの通話料のみとなる。通信料やオプションサービスの利用料などはAモード分の請求書に含まれる。同社では今後、Aモードは個人名義、Bモードは会社名義というように、1台の端末でありながら異なる名義で契約できることも検討する考え。業務用途が想定されたものと言えるが、ブース担当者は「料金面や機能面で完全に分割できるよう検討していく」という。

 Bナンバーでは、Aナンバーで利用しているiモードサービスなどを追加料金なしで利用できる。ただし、プッシュトークなど一部のサービスはBナンバーから利用できない。各モードを切り替える際には、端末の暗証番号を入力する。AモードとBモード間では発着信履歴やメールBOX、アドレス帳などの各情報が参照できない仕組みになっているが、定額制楽曲配信サービスの「うた・ホーダイ」でダウンロードした楽曲は、Aモード・Bモードのどちらでも再生できる。

 AモードとBモードは、メニュー画面のほか、ショートカット用のキーを長押しすることで切り替えられる。ショートカット用のキーは、機種ごとに異なっており、N904iは「2」キー、P904iは側面の上方向キー、F904iは「6」キー、D904iは「9」キー、SH904iは「8」キーとなる。

【お詫びと訂正 2007/4/24 12:16】
 記事初出時、ショートカット用キーについて「SH904iではモード切替用のショートカットキーは用意されていない」としておりましたが、正しくは「8」キーがショートカットキーとなります。お詫びして訂正いたします。


電話帳データには、「A」「B」とアイコンが添えられている D904iの場合、セレクトメニューから切り替えられる Aモード、Bモード、デュアルモードが選択できる
電話帳データには、「A」「B」とアイコンが添えられている D904iの場合、セレクトメニューから切り替えられる Aモード、Bモード、デュアルモードが選択できる

A、Bの割当は手動。今後はデータリンクソフトも対応する予定 Bモードとデュアルモードの待受画像は、2in1設定項目からのみ選べる
Aモード用、あるいはBモード用の電話帳を設定する A、Bの割当は手動。今後はデータリンクソフトも対応する予定 Bモードとデュアルモードの待受画像は、2in1設定項目からのみ選べる

発着信番号設定 機能をオフにすることもできる Bナンバー宛の通話に対して記号を付加できる
発着信番号設定 機能をオフにすることもできる Bナンバー宛の通話に対して記号を付加できる

BアドレスのWebメール Webメール設定 D904iでWebメールにアクセスする場合、「問合せ・WEBメール」を選ぶ
BアドレスのWebメール Webメール設定 D904iでWebメールにアクセスする場合、「問合せ・WEBメール」を選ぶ


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070423_00.html#p02

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(関口 聖, 津田 啓夢)
2007/04/23 18:02

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