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アディダス、GPS活用のランニング支援プログラム「GPS RUN」

「adidas GPS RUN」のロゴイメージ
 アディダス ジャパンは23日、携帯電話のGPS機能を活用した「adidas GPS RUN」を発表した。携帯電話のGPS機能でランニング距離を測定し、目標距離達成をサポートする企画で、目標達成者の中から抽選でプロスポーツ選手と練習する権利などがプレゼントされる。端末代金や通信費を除き、無料で参加できる。実施期間は9月30日まで。


ランニング距離・経路を専用アプリで自動集計

GPS RUN利用時のイメージ。目標達成度に応じてイラストが完成していく
 アディダスでは、目標を持つことの重要さや達成するための努力の大切さなどを訴える狙いで「Impossible is Nothing (「不可能」なんて、ありえない。) 」というブランドキャンペーンを世界的に展開している。GPS RUNもそのキャンペーンの一環で、アディダス日本法人による独自施策としてスタートする。

 GPS RUNの実施期間は4月23日0時〜9月30日18時まで。参加にあたっては、パソコンもしくは携帯電話から専用サイトにアクセスし、携帯電話のメールアドレスやランニング目標距離、スポーツカテゴリーなどを登録。メールで送られてくるURLから専用アプリケーションをダウンロードしておく。

 ランニング時には専用アプリを起動させておくことで、走行時間や距離、軌跡などが自動的に記録される。過去のランニングデータを最大10カ月までさかのぼって確認でき、累計距離をチェックすることも可能だ。また目標達成へ近づくにつれ、白紙だったイラストが徐々に完成していったり、トップアスリートからの応援メッセージ動画が届くといった趣向も取り入れられている。

 サービス対応機種はGPS機能付き携帯電話のうち、auのW32シリーズ以降、NTTドコモの903iシリーズ以降の一部モデル。対応機種は順次拡大する予定。対応の可否はユーザー登録時などに確認できるほか、Webサイトで案内されている。

 なお目標達成者の中から抽選で、サッカー・中村俊輔選手との練習(5名)、読売ジャイアンツのキャンプ見学(5名)、ロンドンマラソン2008への招待(5名)などの権利や各種商品が合計120名にプレゼントされる。さらにキャンペーン終了後の10月10日には表彰式「Impossible is Nothingアワード(仮称)」が実施される予定だ。


精度の高い計測を実感〜関連イベントも各所で実施

GPS RUN体験中の様子
 23日には、報道関係者向けにGPS RUN体験会が開催された。東京・神宮外苑周辺を数十分に渡って、GPS RUNを使いながら実際にランニングあるいはウォーキングするという内容で、筆者もウォーキングコースを体験した。

 携帯電話利用時に必要な事前準備は比較的少なめ。ニックネームや具体的な目標を入力後、目標達成度に応じて完成していくイラストなどを選ぶ。この時点でランニング目標距離を125km/250km/600km/1,200kmの4つから決定する。

 専用アプリのダウンロードが完了したら、ランニング開始時にSTARTボタンを押す。スタート位置の確認と、走行時間の計測が開始される。ランニング中も画面上では現在位置が地図で表示されるので、周辺の模様なども確認できるだろう。なお時速20km以上で移動した場合はランニングによる測位としては認識されない。また赤信号などによる停止は特に問題ないものの、測位の精度が落ちる可能性もあるという。


スタート位置を地図上に表示 移動に伴って現在地表示も変わっていく

 ランニング終了時はSTOPボタンを押す。この段階で走行記録のアップロードが行なわれ、履歴としての確認が可能となる。アプリを操作することで移動経路の確認もできる。

 今回の体験ウォーキングには、アームバンド状のケースに携帯電話本体を収納した状態で臨んだ。ケースによって電話本体が覆い隠された状態だったが、特に精度の低さを感じる場面もなく、移動経路表示もほぼ正確だったのが印象的だった。ただしGPSを利用する仕様上、屋内や地下街などを走行した場合には精度が落ちる。また圏外ではGPS RUNが利用できないという。


ランニング終了後には移動経路が地図上に表示される 前回までのランニング履歴を振り返ることも可能

 今後、一般ユーザー向けのGPS RUN関連イベントも計画されている。4月28日〜5月6日には東京・お台場のフジテレビで開催中のイベント「お台場学園」にて、5月12〜20日には東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオで実施される予定。


ランニングを始める第一歩に

プロトライアスリートの白戸太朗氏がGPS RUNの魅力を語った
 体験会終了後、GPS RUNの開発にも携わったプロトライアスリートの白戸太朗氏がサービスの魅力を語った。「実際の体験でわかってもらえたと思うが、これは大人が遊べるランニングのためのおもちゃ。ゲーム感覚で楽しめると思う」と、その“娯楽性”をアピール。さらにランニングデータを視覚的に確認できる機能が、モチベーション維持にも役立つと説明する。

 また最低でも125kmというランニング目標距離を開発時に提案したのは白戸氏だという。「初心者には驚きの数値かもしれないが、あくまでもGPS RUNイベントの期間約5カ月間で達成してほしい内容。1週間あたりなら6〜7km。週2回、30分程度走ればよい計算になる」と説明。大きな目標を立て、少しずつ努力していくことが重要だとアドバイスした。


アディダス ジャパン マーケティングコミュニケーション ディビジョンマネージャーの白川創一氏
 一方、アディダス ジャパン マーケティングコミュニケーション ディビジョンマネージャーの白川創一氏は同社の掲げるImpossible is Nothingというメッセージについて「トップアスリートだけに限らず、あらゆる層のコンシューマーに訴えたいスピリット。夢に向かってチャレンジすることの美しさ、それに向かって一歩を踏み出す勇気の素晴らしさを伝えたい」と説明する。

 そしてImpossible is Nothingキャンペーンの一環として実施されるGPS RUNについては「今や“メディア化”しつつある携帯電話の活用と、苦しいものと捉えられがちな“走る”という行為をいかに楽しんでもらえるかを目的に開発した」と企画経緯を紹介した。

 GPU RUNの開発を担当した同社マーケティングコミュニケーション ウェブデザイン プランナーの市丸亜矢子氏も「日本におけるランニングのイメージといえば、減量や部活動の練習の一環などのように“無理矢理走らされる”という感覚が強い」とネガティブな側面があると指摘。しかし「多くのトップアスリートに聞いても、ランニングはすべてのスポーツの基本であり、自己と向き合える面白いスポーツ。 GPS RUNがランニングを始めるための第一歩をサポートする具体的手段になれば」とアピールした。



URL
  adidas GPS RUN
  http://www.adidas.co.jp/GPSRUN/
  アディダス ジャパン
  http://www.adidas.com/jp/


(森田秀一)
2007/04/24 13:20

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