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【ACCESS DAY!】NTTドコモ大星会長基調講演レポート

 iモード端末向けのWebブラウザー等を開発するACCESSが、東証マザーズへの上場を記念したセミナー&レセプション「ACCESS DAY!」を4月17日、都内で開催した。

 同社の荒川亨社長の挨拶に続き、NTTドコモの大星公二会長が「需要創出の経営」と題し、基調講演を行なった。同氏は、NTT本体から切り離されてから、いかにして需要を創出してきたかについて一通り説明した後、今後の見通しについて語った。

 同氏は好調のiモードについて、「2~3年後には他のキャリアにキャッチアップされる。今後重要になってくるのは、iモードやDoPa網を活用した、様々なアプリケーションの開発」と語り、オンラインバンキングや運送業等の場面でのiモードの活用例を幾つか紹介した。

 同社が5月末からサービスを開始する次世代サービス「FOMA」については、「技術的にもマーケット的にも未知数な部分もあるが、チャンレンジしてみなければ分からないことがたくさんある。ともかく、ユーザーに提供することが重要」と語る。第4世代のサービスについても、「当初は2010年頃を目処に開発を進めていたが、前倒して2007年頃にはサービスを提供できるかもしれない」としている。

 また、ACCESS主催のセミナーだけに、会場には携帯電話メーカーの関係者も数多く出席しており、「ノキアやエリクソンなどの海外メーカーとの付き合いもあるが、モノを小さく作り込むという技術については日本が一番。PDC方式のサービスは日本でしか提供されておらず、日本メーカーは8000万~9000万台のマーケットに閉じ込められていた。W-CDMAが世界で導入されれば、日本メーカーは世界市場をターゲットにできる」と励ますことも忘れない。

 一方、総務省からiモード端末向けのネット接続サービスを他社が行なえるようにするように要請されている同社。これについては「2000万人が使っているiモードは、すでに公共的なもの。そもそもネットワークというものはオープンなところに意義がある。私は以前からそのように考えていたが、社内には古いNTTのカルチャーが残っている。そうこうしているうちに、総務省から話が来た」と事情を説明した。


・ ACCESS DAY!
  http://www.seminar.co.jp/access/index.html


(湯野 康隆)
2001/04/17 20:08

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