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パイオニア、携帯を接続して渋滞情報をリアルタイム取得するカーナビ

シリーズのフラッグシップモデル「AVIC-VH099MDG」。標準価格409,500円
 パイオニアは、車載機器ブランド「カロッツェリア」のHDDカーナビゲーションシステム「サイバーナビ」の2007年新モデル8製品を5月下旬より順次発売する。 価格は210,000~409,500円。

 2007年モデルのサイバーナビでは、従来の蓄積型プローブ機能に加え、リアルタイムプローブ機能を搭載。携帯電話と接続した登録ユーザーからリアルタイムに情報を収集・配信を行なう「スマートループ渋滞情報」機能を備えた。これにより、VICSで配信されていない道路やエリアも含めた渋滞情報の取得が新たに可能となった。

 パイオニアでは、蓄積型プローブの情報も取り込んだ毎日更新される渋滞予測データのほか、より広範囲な情報提供を可能とすVICS情報をサーバーで一括管理。従来よりも高精度な渋滞情報を、自動取得設定にした場合には約10分おきにサイバーナビに自動配信する。

 なお、リアルタイムプローブで携帯電話を通じて送受信される情報はデータ圧縮を行なっているが、1回あたり最大で599パケット。599パケットは、パケ・ホーダイを利用して1パケット0.02円の場合で約12円。パケ・ホーダイなどのパケット料を軽減するプランを利用しない標準プランで契約していた場合は、1パケット0.2円とすると1回の渋滞情報配信で約120円となる。携帯電話を接続しての利用では、パケット料を安くするプラン契約が必須と言ってよさそうだ。

 ただし、599パケットは最大の場合で、平均的な送受信パケットはそれよりはずっと少なくなる。パイオニアの試算によれば、自動取得設定(約10分に1回)を常時有効にし、一般道のみを平均時速30km/hで走行した場合に都心では1回あたり平均約273パケット、郊外では平均約94パケットとなる。1パケット0.02円で計算すると、都心では1カ月1,000km走行した場合約1,092円、郊外では同1,000km走行した場合約376円になるという。

 このほか、2007年新モデルではユーザー向けのブログサービスが開始され、ブログに掲載されたレストラン情報などをサイバーナビに登録可能となった。また、地上デジタルへの対応が強化され、8機種のうち3機種で地上デジタルが標準対応となっている。


「スマートループ渋滞情報」の「リアルタイムプローブ」の概要 スマートループ渋滞情報では、ブレインユニット保存情報を利用した「蓄積型プローブ」も反映 地上デジタルテレビチューナーの受信性能も向上した


URL
  ニュースリリース
  http://pioneer.jp/press/release578-j.html
  パイオニア カロッツェリア専用サイト
  http://pioneer.jp/carrozzeria/


(工藤 ひろえ)
2007/05/09 21:19

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