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新スライド構造を採用したパナソニック製「810P」

ターコイズ

ターコイズ
 「810P」は、薄型スライド式のパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末。パナソニック初のスライド式となる「810P」では、薄くて開きやすい「フラットスライド」構造が採用されている。6月中旬以降に発売される予定。

 従来のスライドデザインとは少し異なる、「フラットスライド」機構を採用する。従来のスライドデザインのケータイは、ディスプレイ部とボタン部が前後に重なっていたが、フラットスライドデザインでは、ボタン部の上端側半分が「コ」の字状の「さや」のようになっており、そこにディスプレイ部が収まるような形状だ。イメージとしては「伸縮するストレートデザイン」に近い。

 全体が前後に重ならないため、ディスプレイ部とボタン部の段差が極端に薄く(約2.6mm)、また全体の小型化にもつながっている。薄さにも特徴がある端末だが、ボタンはシートタイプではない。

 発表会で展示機を触った限りでは、持った感じは大きさ・形状ともにストレートデザインのケータイに近く、スライドもスムースに開閉できていた。


810Pのカラーバリエーション7色 スライドを開いた状態

 S!タウンや着うたフル、おなじみ操作、国際ローミング、ライブモニターなど、ソフトバンクの基本サービスに対応しているが、サークルトークやお天気アイコンには対応しない。Bluetoothを搭載していて、ちかチャットやちかゲームも利用できる。PCサイトブラウザも搭載している。

 おなじみ操作の機能を使ったグラフィカルなメニューをプリセットしていたり、電話帳検索がインクリメントサーチに対応していたりするなど、細かい部分で改善が施されている。

 ディスプレイは2.4インチのQVGA、26万色表示TFT液晶。カメラは200万画素のCMOSを搭載する。メモリカードはmicroSDに対応。

 大きさは51×109.5×12.9mmで、重さは約110g。連続待受時間は約350時間、連続通話時間は約180分(いずれもW-CDMA網利用時)。ボディカラーはターコイズ、ブラック、ブロンズ、ホワイト、ピンク、ブルー、レッドの7色展開。


ブラック ブロンズ
ブラック
ブロンズ

ホワイト ピンク
ホワイト
ピンク

ブルー レッド
ブルー
レッド

数字ボタンとカーソルボタンとの段差が小さい 左側面にはイヤホンマイク端子。スライドの構造により、側面の上半分にはボタンやコネクタ類を作れないという

右側面にはシャッターボタン。側面にボタンやコネクタを作りにくい構造のため、かえってスッキリした印象 イヤホンマイク端子はクシ型の端子

側面にボタンや端子を設置しにくいので、上端と下端にも端子類がある。上端は赤外線ポートとmicroSDスロット 下端にはデータ端子とマイク。マイクに溝が入っているのは、マイク穴がふさがれにくくするためだという

背面。スライドを閉じた状態(左)でもカメラが隠れないように、ボタン側のケース状になっているところに穴が開いている。横の穴は撮影通知のLED スライドデザインの一種だが、開いたときの平坦さや薄さはストレートデザインにも近い印象

パナソニック端末的なオーソドックスなアイコンランチャーメニュー 「おなじみ操作」機能により、グラフィカルなメニューにも着せ替えられる


URL
  ソフトバンクモバイル
  http://www.softbank.jp/


(津田 啓夢, 白根 雅彦)
2007/05/22 16:07

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