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KDDI高橋氏、「auはライフスタイルを提案する」

 KDDIは22日、auの夏モデル15機種を発表した。都内で開催された記者発表会では、同社執行役員 コンシューマ事業統轄本部長の高橋 誠氏から新製品や新サービスの概要、同社の戦略が語られた。


新機種・新サービスの狙い

ファッションブランドによるコラボ製品を手にする高橋氏

ファッションブランドによるコラボ製品を手にする高橋氏

夏モデルとして15機種発表された

夏モデルとして15機種発表された
 高橋氏は、「これまでKDDIでは、EZナビウォークなど新しい付加価値、ワクワク感を提供してきた。これからは、ライフスタイルを支援するようなサービスを提供していきたい。今回の商品コンセプトを示すキーワードは“私が主役”という言葉だ」と述べ、個々のニーズにあわせ、多様な製品・サービスを提供する姿勢を示した。

 今回の夏モデルは、ワンセグ対応機種の拡充、ファッションなどのブランドとのコラボレーション、ライフスタイル関連サービスといった点がポイントになる。ワンセグ対応機はこれまで14機種リリースされているが、今回のラインナップでは7機種がワンセグ対応となっており、au端末では21機種がワンセグ対応機ということになる。高橋氏が示したデータによれば、端末購入の決め手になった要因として、23%が「ワンセグ」を、21%が「デザイン」を挙げており、同氏は「ワンセグとデザインに惹かれる層に届く商品。また、これだけのラインナップはテレビ局へのラブコールでもあり、テレビとの連携を着実に進めていく」とした。

 今回のワンセグ端末は、W53SAとW52CAが“ウォータープルーフ・ワンセグ”、W52SH・W53T・W52SAが“スリムワンセグ”、W54TとW52Hが“ハイパフォーマンスワンセグ”に分類されている。なお、FrancfrancのLoveSpaシリーズとして、W53SAがラインナップに加わった。また、ELLE DECOがプロデュースするカフェでは、生活の中にW52CAが溶け込むような展示が行なわれる。

 ブランドとのコラボレーションという点では、W52Sが2代目の“ウォークマンケータイ”となり、W53CAは“EXILIMケータイ”と名付けられている。W52SについてはMTVと協力したプロモーションが実施される。また、EXILIMケータイを含めた、auの赤外線搭載モデル向けの新サービスとして、「モバプリ」が登場する。

 ウォークマン、あるいはEXILIMと名乗ることに関連し、高橋氏は「これまでは携帯電話に音楽再生機能カメラ機能という形だったが、主従を逆転させ、音楽再生端末に携帯が付いてくるというものあって良いのではないかと考えた。Web2.0と同じような話だろうが、1.0の時は、皆、同じポータルだったが、2.0は各々の価値観にあわせて入口が替わるということ。そこに演出していきたいし、取り組んでいくのが重要だ」と語った。

 コミュニケーション関連のサービスとして提供される「Touch Message」を紹介した高橋氏は、「昨晩、女性スタッフにデモを披露してもらったが、私が持っている携帯電話にスタッフの携帯電話をかざしたら、“9時に六本木で待ってます”というメッセージが来て、ドキッとした」と笑いながら語り、楽しめるサービスとアピールした。

 GPS機能を先駆けて取り入れてきたauだが、今回は新たに「災害時ナビ」「EZガイドマップ」と2つの新サービスが提供されることになった。どちらもSVG形式の地図データを閲覧するというものだが、一方は災害時に、もう一方は飲食店などの情報を得るということで、サービスの性質が異なる。高橋氏は、災害時ナビ提供の理由について「いろいろと考えているが、安心・安全に対する要望は強い。せっかくGPS機能があるのだから、災害時に使えるようにしたかった。特に昨年は、災害時に用いる地図書籍がヒットした」と説明した。


今回のキーワードは「私が主役」 今回の夏モデルは、ワンセグ対応機種の拡充、ファッションなどのブランドとのコラボレーション、ライフスタイル関連サービスといった点がポイント
今回のキーワードは「私が主役」 今回の夏モデルは、ワンセグ対応機種の拡充、ファッションなどのブランドとのコラボレーション、ライフスタイル関連サービスといった点がポイント

ワンセグやデザインが購入の決め手になっている人が多い 今回はワンセグ対応機が7機種
ワンセグやデザインが購入の決め手になっている人が多い 今回はワンセグ対応機が7機種

ファッションブランドとの協力

渋谷・青山周辺の店舗で展示

渋谷・青山周辺の店舗で展示
 一通り、新機種・新サービスを紹介した高橋氏は「通常ならここでプレゼンテーションは終了するのだが」と前置きした上で、夏モデルのもう1つの要素として「mobile fashion collaboration with au」というキャンペーン企画に触れた。

 これは、ABAHAOUSEや、IENA、GREGORYなどのブランドとauの携帯電話を組み合わせた企画だが、高橋氏は「携帯電話も気分やシーンにあわせて着せ替えできるように、という取り組みになる。新しいWebサイトも立ち上げて商品を提供していきたい。渋谷・青山付近の店舗11カ所で展示を行なう。auではなく、ブランドを(同社携帯電話サービスへの)入口と感じて欲しい」とした。


コラボアイテムのイメージ こちらはINEAとのコラボイメージ
コラボアイテムのイメージ こちらはINEAとのコラボイメージ

auもスマートフォン提供へ

 質疑応答の際に、スマートフォンの提供について尋ねられた高橋氏は「現在、検討中。世に出すべく開発を進めており、時期が来ればあらためて案内したい」と語り、スマートフォンが発売されることが明らかにされた。ただし、メーカーやOSなど、詳細は明らかにされていない。

 このほか同社からは、今回のラインナップにRev.A対応機種は含まれておらず、秋冬モデルで、クアルコム製チップセット「MSM7500」を搭載し、Rev.A対応機種を投入する意向であることが明らかにされた。



URL
  KDDI
  http://www.kddi.com/

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(関口 聖)
2007/05/22 16:22

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