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同社では、これまでも企業が業務を行なう上で必要なアプリケーションを開発・運用できる「Biz/Browser」シリーズを提供してきた。JavaやVisual Basicに似たような役割を担うもので、在庫管理アプリや受発注アプリなどを作ることができる。今回発表された「「Biz/Browser Mobile V3」は、前バージョンのV2を進化させたバージョンとなる。 新たにパソコン向けの「Biz/Browser XE」の機能や、ユーザーからの要望をくんだ機能が実装された。たとえば、郵便番号や会員番号といった数字入力で、入力できる部分を制御する「NumberEdit」、表計算ソフトのようなアプリケーションを動作させる「FlexView」機能や、XML対応、ボタンへの画像適用などが新たにサポートされたものになる。 また、同時に発表された「Biz/Designer Mobile」は、Biz/Browser向けアプリケーションを開発できるソフト。C言語やAPIなどの知識はなくともGUIでアプリケーションを開発できる。また、「Biz/Browser Mobile for Windows」は、パソコン上でBiz/Browser Mobile向けアプリケーションを動作、検証できるエミュレーター。対象機種の画面サイズや縦横表示の切り替えといった部分までサポートできる。 「Biz/Browser Mobile V3」の対応OSはWindows MobileとWindows CEで、同社ではウィルコムのW-ZERO3シリーズでの動作を確認している。23日より発売され、価格は3万9,000円～（初年度保守料含む）。また、11月1日には、「Biz/Designer Mobile」と「Biz/Browser Mobile for Windows」が出荷される。価格は、Biz/Designer Mobileが1ライセンス25万円。Biz/Browser Mobile for Windowsは、開発環境を持つユーザーに対して無償提供される。
■ 拡大する法人スマートフォン市場を狙う
市場の見通しについては、「これからの携帯市場は、SIMロックフリーが導入され、端末、回線、アプリケーションの水平分業が進むだろう。ウィルコムのAdvanced/W-ZERO3［es］は1万の予約が入った。これはアーリーアダプター層に利用されたと思うが、その層に広がったものは、さらに裾野が広がると思っている。いわゆるスマートフォンは2008年から伸長すると見ている。いち早く投入することで、法人市場の50％は獲得したい」と述べた。 このほか、会場には、ウィルコムソリューション営業本部 副本部長の青木 信大氏も駆けつけ、「スマートフォンのビジネス利用は、どういったところが良いのか手探り状態。関心は強く、多くの企業で検討されており、我々も来年が本格的な普及期と見ている。こういった製品ではモバイル利用時のセキュリティが最も必要だが、本製品はそこも満たせる」と述べ、歓迎する姿勢を示した。 ■ ＵＲＬ アクシスソフト http://www.axissoft.co.jp/ （関口 聖） 2007/08/23 16:45 | ||||||||||||||
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