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ノキア製端末の電池パック回収費用、松下側全額負担で合意

 ノキアは、ノキア製携帯電話の一部の機種に使用されている電池パック(松下電池工業製)の欠陥問題について、松下電池が欠陥バッテリーの回収に関わるコストを全額負担することで合意したことを明らかにした。

 問題のバッテリーは、2005年12月から2006年11月にかけて製造された松下電池工業製の電池パック「BL-5C」の一部で、全世界で約4,600万個、国内だけで16万個が該当する。国内では、NTTドコモやボーダフォン時代のソフトバンクモバイル端末のほか、ノキアがメーカーブランドなどが該当する。なお、該当する電池パックによる人的損傷はないが、床の一部が焦げる事象が発生しており、対象の電池パックは回収される。

 今回の発表では、松下電池側が欠陥電池の回収に関わる直接費用を全額負担するというもの。この中には、流通コストやコールセンター費用、交換した電池パックの費用が含まれる。


ノキア・ジャパン謝罪、状況を説明

ノキア・ジャパンのマクギー氏

会見中、何度も謝罪を繰り返した
 24日夜、今回の電池パックの回収について、ノキア・ジャパンの代表取締役社長であるタイラー・マクギー氏より経緯の説明があった。ノキア・ジャパンは、経済産業省から電池パックの回収にいたる経緯説明をを求められており、24日にこれを提出している。

 冒頭、「ご迷惑をかけたことを心よりお詫びいたします」と謝罪したマクギー氏は、日本式に深々と頭を下げた。同氏は「今回の件は、ノキア製品に関する品質や、信頼性に関すること。大変深刻に受け止めている」とした。

 事象は、充電中に何らかの原因でショートし、その結果電池パックが発熱膨張するというもの。その根本的な原因について、ノキア・ジャパンでは現時点で調査中としているが、バッテリーの製造工程に関する不具合とみられ、製造した松下電池より情報は得ているという。現在、松下電池からの報告の妥当性について、社内外の専門家が検証している段階という。

 ノキア・ジャパンでは、14日の発表時に欠陥のある電池パックについて回収すると発表している。現在、携帯電話事業者と協力してコールセンターの回線と人員を増員して対応している。回収は、Webサイトでの登録、ノキアのコールセンターの連絡、携帯電話のショップでの良品交換などで対応しており、来週にもダイレクトメールで回収を促していく予定。こうした施策により、国内の約16万個の欠陥電池パックは、9月中旬にも回収完了を目指すとしている。

 なお、現在、14日の発表以降、新たに2件の事象が報告されており、現在その調査が行なわれている。また、14日の時点で世界で100件ほどの報告があるという。いずれも人的な被害は出ていない。マクギー氏は、今回の対応について、「透明性をもって取り組む」とし、「ノキアにとってユーザーの安全、製品の品質は最優先事項。日本の消費者に迷惑をかけたことをお詫びしたい」と語った。


グローバルの発表には答えられない日本法人

 世界で100件の事象が報告されたにも関わらず、その事象をマクギー氏が知ったのは、日本の発表と同じ14日だったという。質疑応答では、こうしたノキアの情報共有の在り方や、グローバルでの報告と、日本での発表のタイミングが重なった点について疑問視する声が上がった。

 マクギー氏はノキアの情報共有プログラムについて、ノキア・ジャパンとして見直しを図っていきたいとした。ただし、同氏の説明の中では、見直しを図っていくのはあくまで情報共有プログラムではなく、日本国内での対応を見直すという点にとどまった。

 こうした姿勢は、今回の記者会見で何度か顔をのぞかせた。

 まず、ノキア本社は、今回の電池パックの回収に関わる費用は松下電池が負担すると発表している。松下電池の親会社である松下電器産業もこれに関し、費用負担総額を約100〜200億円と予測し、公表している。

 今回の電池パックの問題に関わる2つの発表だが、この件に関して、マクギー氏は担当外であるとしてコメントを避け、「松下電池が発表したことは彼らが、ノキア側が発表したことはあくまでもグローバルが発表したこと」と述べた。

 また、国内では他の国とは事情が少し異なり、携帯電話事業者がノキアの端末を買い上げて、キャリアブランドで端末を販売している。費用負担について、ノキア本社の発表との相違を聞いたが「電池パックの回収が先決」とするに留まった。



URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1148921
  ニュースリリース(ノキア・ジャパン)
  http://www.nokia.co.jp/about/release_070824.shtml
  ニュースリリース(松下電器産業)
  http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070824-7/jn070824-7.html

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(津田 啓夢)
2007/08/24 18:21

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