| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対応する通信方式はW-CDMAで、下り最大3.6MbpsのHSDPA（FOMAハイスピード）もサポートする。同時に発表された「HT1100」と異なり、国内でのみ利用できる。 無線LAN（IEEE802.11a/b/g準拠）機能を搭載しており、無線LANスポットでは高速な通信ができる。NTTドコモの企業向けソリューション「PASSAGE DUPLE（パッセージ・デュプレ）」に対応しており、社内では無線LANによるVoIP内線電話、社外ではFOMA網での携帯電話といった使い方ができる。またプレゼンス機能、インスタントメッセージ機能が利用できる。無線LAN関連では、SIPに対応し、セキュリティとしてWEP、IEEE802.1x、WPA、WPA2をサポート。QoS・省電力としてWMM、WMM-PS（IEEE802.11e EDCA、u-APSD相当）に対応する。なお、30日の発表会では、無線LAN関連のデモは行なわれなかった。
ビジネスでの利用を想定した機能として、指紋認証センサーを搭載する。端末ロック解除などで利用でき、セキュアな環境を求める企業に向けた機能とされている。指紋認証を活用した機能として、Webサイトへのログイン時に、IDやパスワード入力ができる「パスワードマネージャ」が用意されている。このほか遠隔データ初期化機能、遠隔ダイヤルロック機能も利用できる。社屋での入退室などでの活用を想定し、FeliCaチップも内蔵する。ただし、いわゆるおサイフケータイの機能は非対応となっており、入退室での認証用など、限られた役割を果たすことになるという。 主なアプリケーションは、Internet Explorer Mobile、Outlook Mobile、Windows Media Player 10 Mobile、バーコードリーダー。Bluetooth対応で、ハンズフリー通話やデータ転送、キーボード入力などができるが、プロファイルの詳細は明らかにされていない。なお、iモードは利用できない。メール関連では、1100シリーズ固有のサービスとして、メール着信通知機能が利用できる。1100シリーズのユーザー宛にメールが届くと、SMSで着信があったことが通知され、擬似的なプッシュ受信が可能となっている。通知時に料金はかからない。 大きさは112×51×16.9mm、重さは約130g。CPUや内蔵メモリのスペックは明らかにされていない。連続待受時間は約500時間、連続通話時間は約160分（どちらも目標値）。ディスプレイは約2.6インチ、240×320ドット、65,536色表示の半透過型TFT液晶で、約131万画素CMOSカメラ、microSDカードスロットを装備する。ボディカラーはダークワインの1色となる。 【お詫びと訂正 2007/9/12 16:18】 記事初出時、メール通知機能に関して「mopera Uの機能を使って擬似的なプッシュ受信ができる。ただし通知1回につき5.25円かかる」としておりましたが、その後、1100シリーズ専用のメール着信通知機能が提供されることが明らかとなりました。お詫びして訂正いたします。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070830_00.html 製品情報 http://www.nttdocomo.co.jp/product/business_model/f1100/ ■ 関連記事 ・ ドコモ、Windows Mobile搭載のFOMA端末2機種 （関口 聖） 2007/08/30 19:26 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
