ノキアは29日、マルチメディア機能が充実した「Nシリーズ」の最新機種や音楽配信サービスを発表した。
今回発表された新機種は「N81」「N81 8GB」「N95 8GB」のほか、「Nokia 5310 XpressMusic」「Nokia 5610 XpressMusic」となる。N81/N81 8GBは、スライド機構を採用したW-CDMA/GSM端末。Symbian OS 9.2、S60 3rd Editionを搭載する。大きさは102×50×17.9mm、重さは140g。microSDカード対応で、2.4インチ、QVGAサイズで1,670万色表示のディスプレイ、200万画素カメラを装備する。Bluetoothや無線LAN(IEEE802.11 b/g)、USBポート、音楽・動画再生機能、ゲームアプリ機能などを備える。またN81 8GBは、その名称通り、8GBのメモリを内蔵する。
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N81
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N81 8GB
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「N95 8GB」も8GBメモリを内蔵したW-CDMA(HSPDA)/GSM対応端末。スライド機構を採用しており、一般的なスライド端末と同様にテンキー部分を露出できることに加え、キー側をディスプレイ上部に向かって逆方向にスライドさせて音楽再生時の操作ボタンだけ利用することもできる。Symbian OS 9.2、S60 3rd Editionを搭載する。大きさは99×53×21mm、重さは128g。2.8インチ、QVGAサイズで1,600万色表示のディスプレイ、500万画素カメラを装備する。A-GPS機能や音楽再生機能などを備える。
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N95 8GB
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逆方向にスライド
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Nokia 5310 XpressMusicは、側面にアルミニウムパネルを採用した薄さ9.9mmのストレート型GSM端末。大きな特徴として、ディスプレイ横に音楽再生機能の操作ボタンが配されている。2インチ、QVGAサイズ、1,600万色表示のディスプレイや4倍ズーム対応の200万画素カメラを装備する。BluetoothやmicroSDカードスロットを備え、音楽再生機能ではMP3やAACなどが再生できる。大きさは103.8×44.7×9.9mm、重さは70.2g。
Nokia 5610 XpressMusicは、スライド型のW-CDMA/GSM端末。OMA DRM 2.0とWindows Media DRMをサポートする。2.2インチ、QVGAサイズ、1,600万色表示のディスプレイや、LEDフラッシュ付きの320万画素カメラを装備する。ディスプレイ下部には、音楽再生機能とFMラジオを切り替えられる「Music Slider key」が用意されている。大きさは98.5×48.5×17mm、重さは111g。
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Nokia 5310 XpressMusic
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Nokia 5610 XpressMusic
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いずれも2007年第4四半期に登場する予定。価格は、N81が360ユーロ、N81 8GBが430ユーロ、N95 8GBが560ユーロ、Nokia 5310が225ユーロ、Nokia 5610が300ユーロ。なお、価格には補助金や税金は含まれていない。
■ 音楽配信サービス「Nokia Music Store」
また新たに発表された「Nokia Music Store」は、今秋に欧州の一部でスタートするノキアによる音楽配信サービス。基本的にパソコンで楽曲をダウンロードし、端末に転送するという利用方法が想定されているが、今回発表された「N81」と「N95 8GB」では直接販売サイトにアクセスできる。
配信データはWMA形式、ビットレートは192kbpsとなる。決済方法はクレジットカードやPayPalなどで、1曲1ユーロ、1アルバム10ユーロ~という価格帯で販売される。またパソコン向けのストリーミング配信は月額10ユーロとなっている。また、開始から数ヶ月で、欧州各国およびアジアでサービスが開始される予定。
このほか同社では、音楽サービスや地図サービスなどにアクセスできるインターネットサービス「Ovi(フィンランド語で“ドア”)」の提供についても発表している。
■ URL
新機種のニュースリリース(英文)
http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1149755
音楽配信サービスのニュースリリース
http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1149748
(関口 聖)
2007/08/31 17:52
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