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ソフィアシステムズ、W-SIM/無線LAN対応の開発プラットフォーム

 ソフィアシステムズは、携帯電話・IP電話開発プラットフォームの最新版「SandgateIII-P」を発表した。

 同社のSandgateシリーズは、携帯電話の形をした端末でさまざまな開発が行なえる開発プラットフォーム。624MHzで動作するマーベル製の最新CPU「PX310」が搭載されるほか、通信方式ではウィルコムのW-SIMと無線LANがサポートされ、OSはWindows Embedded CE 6.0とLinuxが選択できる。搭載メモリは容量が拡大されたほか、USBホスト機能、3軸加速度センサー、地磁気センサーなども搭載される。

 販売価格は基本セットで60万円。WVGA液晶、RGB出力などを備えた基板が付属する拡張ボードのセットは98万円。当初は100セットの販売を見込み、出荷は10月下旬からを予定する。


「SandgateIII-P」の特徴 「SandgateIII-P」を使うメリット

ソフィアシステムズ 会長の樫平 扶氏
 18日には都内で記者向けに発表会が開催された。ソフィアシステムズ 会長の樫平 扶氏は、「評価用ボードでの開発の問題点を解決して生まれたのがSadgateIII-P」と語る。「5時間の連続通話ができ、実機と同じように使っていただける。最終的な製品を作る前の評価として十分活用できる」と携帯型端末を採用した開発プラットフォームのメリットをアピールし、ハードウェア・ソフトウェアメーカーなどさまざまな分野で開発期間が短縮できるとした。

 発表会には、ゲストとしてマイクロソフト モバイル&エンベデッドデバイス本部 本部長の梅田 成二氏が登壇した。同氏は「Windows Embedded CE 6.0が出荷されてからは、これまでにない新しい領域で適用が進んでいる。パソコンでかなりの段階まで開発できるのが特徴で、大人数で短期間に作ることも可能」と語り、Windows Embedded CE 6.0の特徴や開発期間の短縮が可能になる点を紹介した。

 マーベルジャパン ビジネス・デベロップメント マネージャーの漆原 秀樹氏は、「昨今の組込機器では、アプリ・サービスがすべてを決め、プロセッサは先に決まらないという時代になりつつある」とし、Sandgateシリーズのような開発プラットフォームは例が無いとして、「開発者にとって指針になるだろう」と語った。


マイクロソフト モバイル&エンベデッドデバイス本部 本部長の梅田 成二氏 マーベルジャパン ビジネス・デベロップメント マネージャーの漆原 秀樹氏

「SandgateIII-P」 開発環境のようす

背面にはW-SIMスロットやカメラが見える Windows Embedded CE 6.0搭載でデモが行なわれていた


URL
  ニュースリリース
  http://www.sophia-systems.co.jp/ice/press/2007-09-18.html

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(太田 亮三)
2007/09/18 14:03

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