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携帯アクセやPCソフトの統一ブランド「SoftBank SELECTION」

 ソフトバンクBBは、携帯電話向けのアクセサリーやパソコン向けソフトの総合ブランド「SoftBank SELECTION」を11月30日より展開、販売を開始する。

 「SoftBank SELECTION」は、メモリカードや液晶保護シート、Bluetoothヘッドセットといった携帯電話向けのアクセサリーや、パソコン向けのさまざまなソフトウェアなどを提供する統一ブランド。携帯電話ショップや量販店などで、「SoftBank SELECTION」のロゴ入りの商品が販売される。

 携帯電話向けのアクセサリーは、microSDカードなどのメモリカード、のぞき見防止機能付きの保護シート、イヤホンマイク、巻取式の充電器、Bluetoothヘッドセットなど50タイトルをラインナップ。こうした製品は従来、携帯ショップなどでも販売されていたが、積極的にアピールされてこなかった。ソフトバンクBBでは販売ノウハウを提供し、ソフトバンクショップの店頭などで、端末購入時にオススメの携帯アクセサリーなどが提案されるようになる。また、ソフトバンクグループの推奨品となるため、ユーザーが安心して購入できるといったメリットもあるという。

 ラインナップされる商品は、メーカーがすでに製品として販売している場合もある。たとえば、片耳タイプのBluetoothヘッドセット(SBS-BT125)は、GNジャパンの「Jabra BT125」と同じ。各製品は「SoftBank SELECTION」の黒いパッケージで展開されるが、本体には「SoftBank SELECTION」のロゴは入らない。製品のサポートは、SBS-BT125の場合はGNジャパンといったように、各メーカーがそれぞれ担当することになる。価格は3,480円で、「Jabra BT125」よりも店頭価格は安くなる。

 これらの携帯アクセサリーは、ソフトバンクBB側がメーカー各社から買い上げて販売される。同社では、製品のセレクトについて、ソフトバンクモバイルのアドバイスを受けながら、携帯電話事業者に近い立場でコンセプト商品や連動した商品が展開できるとしている。液晶保護シートなどは通常、携帯電話が発売されてから数週間後に対応する製品が販売される傾向にあるが、「SoftBank SELECTION」では携帯電話の発売に合わせて迅速な商品展開も可能になるという。今後、音楽系の周辺機器やデザイン性の高いBluetooth機器など、企画商品などもラインナップに加わる予定。2008年2月までに100タイトルの製品が投入されるという。

 「SoftBank SELECTION」の携帯アクセサリーは、11月末時点で240店舗のソフトバンクショップで販売され、以降、全国のソフトバンクショップ約2,400店舗に順次拡大される見込み。なお、今年6月より、ソフトバンクBBと代理店契約を結ぶ一部のソフトバンクショップでテスト販売されていた。メモリカードは携帯電話契約者の40%が購入していく状況で、「SoftBank SELECTION」のブランドを関した製品の方が売れ行きが良かったとのこと。ソフトバンクBBでは、携帯ショップに対して販売ノウハウなども提供する。



モノラルBluetoothヘッドセット Bluetoothオーディオレシーバ

パソコン向けソフトも「SoftBank SELECTION」

 また、パソコン向けのソフトウェアも「SoftBank SELECTION」のブランドで販売する。こちらは家電量販店やカメラ量販店、パソコン専門店、オンラインショップなど約1,000店舗で販売される。

 商品ラインナップは、ウイルス対策、英語学習、画像編集、動画編集、翻訳など多岐に渡り、当初7品目10タイトル、12月末までに15タイトルが提供される。パッケージには上下に黒い帯がデザインされ、そこへ「SoftBank SELECTION」のロゴが入る。

 また、製品名よりも「ウイルス対策」、「画像編集」といったソフトの用途を明確に記載した点も特徴。ソフトの対象者が初級/中級/上級と3段階で明記され、ラインナップにはスタンダード商品のほかに、リモートサービスが受けられるプレミアム版も用意される。

 ソフトバンクBBによれば、パソコン向けソフトウェアの販売額が平行線をたどる一方、店頭販売については減少しており、中小のベンダーを中心に開発メーカー数も減少傾向にあるという。「SoftBank SELECTION」では、ソフト開発メーカーは開発に集中し、ソフトの製造および販売をソフトバンクBB傘下のBBソフトサービスが請け負う。販促活動などは開発メーカーとソフトバンクBB(BBソフトサービス)が協業する。

 大きな特徴は、コールセンターなどのサポート体制を開発メーカー側ではなく、ソフトバンクBB側が行なう点だ。同社は、ブロードバンドサービス「Yahoo! BB」を展開している関係から、大きなコールセンター設備を持っており、この設備をソフトウェアのサポートにも活用する。

 担当者によれば、現状においてもYahoo! BBの接続に関する問い合わせのほかに、パソコンの使い方に関して多くの質問が寄せられている状況だという。サポートは、ソフトを購入してユーザー登録すると年中無休で受けられる。

 さらに、サポート側が受けたソフトウェアへの要望やニーズは、開発メーカー側にフィードバックする体制を構築。メーカーはユーザーが必要な機能を製品に盛り込め、ユーザー側も不必要な機能が盛り込まれて割高になってしまったソフトを買わずに済むようになるという。今後、「SoftBank SELECTION」の元に携帯電話向けアプリなどのコンテンツの提供も検討していく。

 なおソフトバンクは、もともとパソコン向けのソフトウェアの卸し売り業者からスタートした企業で、現在でもパソコン向けソフト流通において圧倒的なシェアを得ている。



URL
  ニュースリリース
  http://www.softbankbb.co.jp/news/press/2007/p1115_01.html


(津田 啓夢)
2007/11/15 15:32

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