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今回発表された調査報告書は、「電子書籍ビジネス調査報告書2007」「電子コミックビジネス調査報告書2007」の2種類。調査によれば、携帯電話・パソコン向けの電子書籍市場は、2007年3月末時点で約182億円、前年度比194％と大きく成長している。このうち、携帯電話向け電子書籍は約112億円で、全体の62％を占めている。 コンテンツの種類を電子書籍（文芸・写真集）と電子コミックで分けた市場規模を見ると、携帯向け電子書籍は30億円、携帯向け電子コミックは82億円となる。前年度と比べると、携帯向け電子書籍は7億円増加する一方、携帯向け電子コミックは59億円の増加となり、電子コミック分野が急成長している。なお、パソコン向け電子書籍は46億円、パソコン向け電子コミックは24億円となり、携帯向けと違って電子書籍の方が大きな割合を占めている。 同研究所では、「電子書籍の背景は3Gケータイの普及とパケット料金の定額制が一般化したこと」と分析。通信速度に加え、表示性能の向上などが携帯向け市場の拡大に繋がっているとしている。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.impressholdings.com/release/2007/105/ （関口 聖） 2007/11/16 13:31 | ||||||
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