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米Gartner調査、世界の携帯販売でモトローラが減速

 米Gartnerは、2007年第3四半期における世界の携帯電話販売台数を調査し、結果を明らかにした。全体の販売台数は前年同期比で15%の伸びを示したほか、メーカーシェアではノキア、サムスンの伸びが顕著になっている。

 調査によれば、2007年の第3四半期における世界の携帯電話販売台数は約2億8,900万台で、前年同期比約15%の伸びとなった。端末メーカーの市場シェアにおける上位5社は合計で81.6%のシェアを占めており、5社合計のシェアは拡大傾向が続いている。

 端末メーカーのシェアでは、1位のノキア(シェア38.1%)が伸びを示して1位を確実なものにする一方、前期まで2位のモトローラはシェアの低下が続き3位(シェア13.1%)に転落、サムスン電子が2位(シェア14.5%)を獲得した。4位のソニー・エリクソン(シェア8.8%)、5位のLG電子(シェア7.1%)はともにシェアを拡大した。

 メーカーシェアの推移について調査では、ノキアが低価格な端末市場で大きな成功を収めたことが挙げられている。また、モトローラが低価格端末以外にフォーカスしたこともノキアのシェアが一層拡大する要因になったと指摘している。上位5社の中で唯一シェアを落としているモトローラについては、Razr2が好調なものの、ラインナップが十分でないこと、過剰在庫などが問題点に挙げられている。2位に浮上したサムスン電子については、販売台数が4,180万台と前年同期と比べて1,000万台以上増加しており、特に西欧市場での成功が要因に挙げられている。

 地域別では、アジア・太平洋地域でインドが大きな成長をみせているほか、東欧、中東、アフリカも全体で販売台数を拡大。日本市場は前年同期比21.8%の伸びで1,310万台が販売された。

 南米では新規契約が衰退する中でも買い換えによる販売が拡大したほか、北米では前年同期比10.3%の伸びで4,500万台が販売された。

 西欧は新機種の投入が少なかったものの、買い換え需要から前年同期比14.9%で4,720万台が販売され、iPhoneの販売開始やクリスマスシーズンで第4四半期はさらに販売台数が伸びると予測されている。



URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=552507

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(太田 亮三)
2007/11/29 19:30

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