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イー・モバイル千本氏、「iPhoneの独壇場の時代は終わった」

イー・モバイル 代表取締役会長兼CEOの千本 倖生氏

左から、ファーウェイ・テクノロジーズ アジア・パシフィック地域 端末部門担当プレジデントのアレックス・ジャン氏、イー・モバイルのエリック・ガン社長、HTC Nippon 代表取締役社長のデビッド・コウ氏
 イー・モバイルは、都内で記者向けに発表会を開催し、音声端末2機種を発表した。端末はHTC Nippon製に加え、これまで同社に基地局やデータ通信端末を提供してきたHuawei Technologies(ファーウェイ)製の端末も明らかにされた。代表取締役会長兼CEOの千本 倖生氏からは同社の戦略が、同代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏からは製品や対応サービスなどが説明された。

 発表会の前半では、千本氏から同社の戦略が語られた。同氏は世界の携帯電話端末の流れとして、「二つの大きな流れが出てきた」と語り、「ひとつは機能を絞ったシンプルな端末で、極めて魅力的な料金プランを組み合わせる」と紹介。「音声はひとつのアプリになろうとしている。もうひとつはブロードバンドのインターネットができるスマートフォン」とした。同氏は国内の多くの端末を「音声中心だった携帯で無理にインターネットを使っている」と指摘し、端末の進化の過程で「世界の中で異常な孤立現象」を招いたとした。「我々は、ブロードバンドに重きを置く」と語り、携帯電話事業においてもあくまでブロードバンドにフォーカスした展開を行なう考えを明らかにした。

 10日に発表された端末にタッチパネル操作の端末が含まれていることに関連し、千本氏は「iPhoneの独壇場の時代は終わった」と宣言。今後iPhone同様のタッチパネル操作を中心にした端末が、iPhoneの販売規模を上回る大手スマートフォンベンダーにより世界市場に続々と登場すると予測。タッチパネル採用端末の市場競争などにより、使い勝手などにおけるiPhoneの優位性は今後限定的なものになるとの見方を示した。

 同氏はまた、「(iPhoneの)レベニューシェアのビジネスモデルが有効か、疑問視している」とビジネスモデルの側面からも言及し、「レベニューシェアはオペレーターにとって受け入れ難い。世界最大のノキアも採用していない。オペレーターに利益が生まれず、モバイル業界に生存しうるビジネスモデルなのか、疑問」と語り、レベニューシェアのビジネスモデルに否定的な見解を示した。なお同氏は、イー・モバイルからiPhoneが発売される可能性については「ノーコメント」としている。

 同氏は「我々の大きなポイントは、料金」として、「H11HW」では2年契約で端末価格が5,980円となることを紹介。「割賦について、0になるようにもっていく画期的な料金」とした。

 新しい端末2機種がいずれも中国・台湾に関連する企業であることについても「もうひとつ注目すべきこと」と触れた千本氏は、「これからの世界は、中国という国が甚大な位置付けを持つと理解している。ファーウェイの技術力はエリクソンに迫り、世界でナンバー1の技術力になる時期も遠くないだろう」と予想し、列席したファーウェイ、HTC Nipponの代表者を前に「中国人の持つパワーは歴史的に見ても新しい段階に来ている。歴史を変えるような陣容で、潮目が変わる発表会になった」と、同氏が目指すグローバルな事業展開を印象付けた。


ランニングコストの低さをアピール

イー・モバイル 代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏
 イー・モバイル 代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏はからは、端末や対応サービスが紹介された。

 「H11HW」については、スーパーカーブランド「ブガッティ」の「ヴェイロン」をデザインモチーフにしたことが明らかにされたが、一方で端末の使い勝手は使いやすさを追求したとし、「マニュアルを読まなくても分かるような端末」と説明された。

 「EMONSTER lite(S12HT)」については、「片手で操作できるスマートフォンはなかなか無い」と紹介され、タッチパネルの操作体系「TouchFLO」が特徴であると紹介された。

 ガン氏からは「H11HW」でも対応するテレビ電話について、「定額パック24」では30秒18.9円で提供されることに触れ、同社サービスのランニングコストの低さに言及。「テレビ電話も、たまたま使いときにも安心して使える」とした。この点については千本氏も言及し、「日本の携帯電話の盲点は使用料金。月額の基本料金に注目してばかりだが、月に支払うトータルでどれだけ安くなるかが重要。ランニングコストにもっと焦点を当てないと、業界は歪んだまま。我々は世界レベルの料金を提供していく」と語った。

 このほか、次世代のサービスについても質疑応答の時間で触れられ、ガン氏からは、「現状の設備を利用し、基地局のソフトウェアのアップデートなどで40Mbps〜80Mbpsまでは行けると見ている」と説明された。千本氏からは「ここ6カ月の動きを見ていると、明らかに世界の主流はHSPA。一番確実で、スピードが上げられる。既存のものをアップデートして80Mbpsまでいくのが現実的で、メインストリームはHSPA、LTEという流れ。我々もその流れを選択する。ただし、現実的には、LTEが今後2〜3年後に来るわけではない」として、ひとまずは既存設備を更新しながら、世界のメインストリームに準じた対応を行なっていく方針を示した。



URL
  イー・モバイル
  http://emobile.jp/

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(太田 亮三)
2008/06/10 20:20


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