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富士通が「らくらくホンV」発表会開催、大竹しのぶも登場

富士通の佐相氏(左)と冨田氏(右)の中央に大竹しのぶ

富士通の佐相氏(左)と冨田氏(右)の中央に大竹しのぶ
 富士通は30日、NTTドコモ向けのFOMA端末で8月1日発売の「らくらくホンV」の報道関係者向け発表会を開催した。同社取締役副社長の冨田達夫氏と経営執行役モバイルフォン事業本部長の佐相秀幸氏から説明が行われたほか、らくらくホンシリーズの広告キャラクターを務める女優の大竹しのぶが登場した。


健康志向ながら基本機能も強化した「らくらくホンV」

らくらくホンV

らくらくホンV

会場内にはフォーミュラカーも展示。佐相氏もコックピットに乗り込んだ
 「らくらくホンV」(F884iES)は、シニアユーザーをターゲットにしたらくらくホンシリーズの最新モデル。従来モデルでも用意されていた歩数計に加えて、今回は新たに脈拍計としての機能も搭載されるほか、タニタ製の体組成計や血圧計との連携機能が利用できるなど、健康志向を強めている。

 また通話関連では、「スーパーはっきりボイス2」と「スーパーダブルマイク」を搭載しており、騒音を抑えながら互いの声を聞き取りやすくしている。このほか、開けやすいように、ヒンジ横のボタンを押すだけで開けられる「オープンアシスト」も搭載する。

 「らくらくホンV」のプレゼンテーションを行った佐相氏は、「これまでにらくらくホンシリーズは、累計出荷数が1300万台に達し、現在の稼働数は1000万台近い。ニーズの多様化にあわせ、通話に特化したらくらくホン ベーシック、ハイエンド志向のらくらくホン プレミアムも用意した。今回は、スタンダードならくらくホンの最新版。基本的な機能である、見やすさ、聞きやすさを元に、さらに深く突き詰めていった機種になる」と述べた。

 個々の機能面について、佐相氏は「見やすさという点については、視覚特性や照明との関連などをテーマとして研究を重ねており、ユーザーからのアンケートでフィードバックも得ている。たとえば文章表示では、わかりづらいかもしれないが行間を工夫することで、読みやすさが非常に向上している。また、健康関連機能は、従来よりらくらくホンはシニア層のユーザーが多く、昨今話題のメタボリック症候群も踏まえて、運動した結果を記録できるようにした」と説明する。

 通話関連については「単に雑音を除いて音量を上げるという手法ではなく、音の周波数ごとに最適な音量調整を行っている。騒音環境としては最も厳しいと言えるフォーミュラニッポンのレーシングカーにもらくらくホンは搭載されており、ドライバーとピットクルーの間のやり取りで使われている」と述べる。会場には、実際にフォーミュラ-カーが展示されていたが、担当者によるとらくらくホン本体を車載し、ハンドル下部にスイッチを設け、ドライバーがスイッチを押すとピットクルーと通話できるようにしているという。また、ドライバーとピットクルーの通話は、通常のFOMA網に接続して行われている。

 会場内では、らくらくホンVの各種機能を紹介する展示スペースも設置されていた。


歩数計や脈拍計としての機能を搭載するほか、タニタ製健康関連機器と連携も 通話関連の機能を紹介する展示
歩数計や脈拍計としての機能を搭載するほか、タニタ製健康関連機器と連携も 通話関連の機能を紹介する展示

スピーディな体制で携帯事業に取り組む

携帯事業への取り組みを説明した冨田氏

携帯事業への取り組みを説明した冨田氏
 冒頭、挨拶を行った冨田氏は、「国内の携帯市場は、契約数が1億に達し、ニーズも多様化している。また海外企業も参入して、めまぐるしく環境が変化している。こうした中、最も重要なのはスピーディに物事を決定していくことだ。そのため、佐相本部長以下、技術開発や製造、修理まで、携帯電話のライフサイクル全般を1つの本部に集中させている。スピーディな経営体制で、激しい環境変化に対応する」と述べ、富士通の携帯電話事業に対する姿勢を説明した。

 同氏はまた、携帯電話のラインナップとして一般的な携帯電話のほか、キッズケータイや、Window Mobile搭載のスマートフォン「F1100」、そして今回のらくらくホンシリーズを取り揃えていることに触れ、「当社ではセグメントを明確に定義して、その上で利便性や操作性をとことん追求するという開発を進めている。昨年度は560万台出荷できたが、今年度も総力を挙げて取り組んでいく」とした。


大竹しのぶ「年齢を重ねてもらくらくホンで新しいことに挑戦を」

携帯電話の楽しさをアピールした大竹

携帯電話の楽しさをアピールした大竹

トークセッション形式で、らくらくホンVの特長をアピール

トークセッション形式で、らくらくホンVの特長をアピール
 説明会後半には、女優の大竹しのぶが登場し、らくらくホンや携帯電話の使い方について語った。大竹は「らくらくホンシリーズのCMにでて5年になる。個人的には、プライベートで携帯電話のメールを毎日使っていて、絵文字もデコメールも頻繁に使う。(脚本家の)倉本聰さんが最近携帯電話のメールをし始めたというので、絵文字入りメールを送ってみたら、倉本さんは『絵文字入りメールを作れない』と悔しがっていた。今度、らくらくホンを押しつけてみます」と述べ、会場の笑いを誘った。

 昨年、「らくらく本」というらくらくホンにまつわるエピソードの選考委員を務めた大竹は「全国の人からの手紙を見て、らくらくホンが人と人の間でコミュニケーションをとるのに役立っていると実感して嬉しく思った。年齢を重ねると新しいことにチャレンジするのが億劫になるが、らくらくホンのようにきちんと優しく説明してくれる物があるのだから、(億劫な人も)ぜひトライして欲しい、70歳、80歳、90歳になっても新しいことに挑戦して欲しいし、そのコミュニケーションに役立てられたら、こんなに嬉しいことはないですね」と語っていた。

 大竹しのぶ出演のらくらくホンVのテレビCMは8月1日より放映される。



URL
  富士通 らくらくホンV 製品案内
  http://www.fmworld.net/product/phone/f884ies/

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(関口 聖)
2008/07/30 14:33


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