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画像で検索できる携帯サービス「写リンク」開始

エブリクス・ジャパンの河合氏

仕組み
 エブリクス・ジャパンは、カメラ付き携帯電話を使った検索サービス「写リンク」の正式サービスを開始した。

 「写リンク」は、専用アプリを使って撮影した画像を元に検索が行えるサービス。iアプリ、EZアプリ、S!アプリに対応する。街頭広告、雑誌、商品などを撮影するとサーバー側に画像が送信され、画像認識技術によって商品購入ページや情報サイトなど、携帯電話側に検索結果が表示される。これまでiモード向けにのみ公開されていたが、8月にauとソフトバンクモバイルの承認を得て、今回初めてメディアに発表された。iPhone版もまもなく登場する予定。

 2日に行われた説明会では、ファッション誌に掲載された洋服を撮影して商品購入ページへアクセスしたり、映画の予告編動画を撮影して作品の公式サイトにアクセスするといったデモが紹介された。実際のコーラの缶を撮影して、コカ・コーラに関する検索結果を表示せることも可能だという。

 米Evryx社は、NASAの画像認識技術のエンジニアによって2001年に設立された。日本では「写リンク」、海外では今後「SnapNow」の名前で展開される予定。画像の認識率は95%で、コーラの缶など立体物になると精度は80%台になるという。

 説明を行ったエブリクス・ジャパンの代表取締役社長の河合秀義氏は、「写リンク」を新たなマーケティングツールと紹介し、「動画、実物、雑誌でも検索できる。画像検索からの広告モデルだ」とアピールした。アプリはGPSとの連携も可能で、画像を位置情報を組み合わせて、特定のスポット周辺の情報なども検索できるとした。

 なお、画像と検索結果を結びつけるサーバーは、サービス開始当初、広告配信企業などの画像情報とリンクしており、Amazon.co.jpとの連携なども検討しているという。CDやDVDなどの画像を撮影すると、Amazon.co.jpの商品ページにアクセスできるというものだ。河合氏は、サーバーの情報量が拡大されれば、検索ツールとしての価値が高まると話しており、将来的にはあらゆるものが画像で検索できるようにしたいという。

 ちなみに、「写リンク」はこれまでにもOEM供給されており、インデックスの携帯SNS「Gocco」やロッテの「コアラのマーチ」、楽天市場などの販促キャンペーンなどで導入されてきた。「写リンク」を使った販促には、登録するリンク数などに応じた費用がかかる。

 エブリクス・ジャパンでは「写リンク」の知名度向上を図ることで、QRコードのように、携帯電話にプリセットされるアプリケーションとして普及拡大したい考え。2010年を目途に売上げ5億円を目指すとしている。


検索画面 コーラの缶を検索

映画のトレイラーを撮影 動画からでも映画のタイトルが検索された

写リンクとは クロスメディアマーケティングツール

検索結果から誘導 ビジネスケース

ビジネスモデル 導入キャンペーン

優位点 日本での実績


URL
  エブリクス・ジャパン
  http://www.evryx.com/jp/


(津田 啓夢)
2008/09/02 15:27


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