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ウィルコムホームアンテナのアダプター不良、回収を実施

 ウィルコムとパナソニック電工(旧松下電工)は、「ウィルコムホームアンテナ[1x]」に同梱されるACアダプターのケーブルが、2年程度の利用で折れやすくなる事象が見つかったことを明らかにした。

 ウィルコムでは、屋内でのPHS通信の安定化を図るため、ホームアンテナのレンタルサービスを展開している。今回の事象は、1xパケット通信対応の「ウィルコムホームアンテナ[1x]」に同梱されるACアダプターにおいて、ケーブルの根元部分が2年程度で経年劣化し、折れやすくなるというもの。

 なお、ACアダプターには安全保護回路が用意されおり、仮にケーブルが折れても発煙や発火、感電、やけどなどの心配はないという。ACアダプターに異常がなければ、そのまま利用し続けても問題はないとしている。異常が確認された場合は利用を中止し、「ウィルコムホームアンテナ特設対応窓口」に連絡するよう呼びかけている。

 ケーブル折れの原因は設計上の問題で、ケーブルの素材がACアダプター内部の成分や湿気などの影響を受けて、2年程度で経年劣化し、根元が折れやすくなってしまうという。

 ウィルコムでは、対象製品を利用するユーザーにダイレクトメールで通知し、ACアダプターの供給体制が整い次第、後日対策品を届ける方針。「ウィルコムホームアンテナ[1x]」は現在約8万台が提供されており、この全てのACアダプターがケーブル折れの対象となる。ウィルコム広報部によれば、10月23日時点で事象の発生が確認されたのは8台で、事故等は発生していないとのこと。「ウィルコムホームアンテナ[1x]」の本体や、「ウィルコムホームアンテナ[4x]」については問題はないとしている。



URL
  ニュースリリース
  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/10/23/

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(津田 啓夢)
2008/10/23 12:11


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