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イー・モバイル、長期契約で月額780円の通話プラン

長期契約で月額780円

長期契約で月額780円の新プランをアピールする阿部氏(右)
 イー・モバイルは、通常契約で月額1780円、長期契約で月額780円となる音声端末向けの料金プラン「がっちりコース ケータイ定額プラン」を2月7日より提供する。

 同社の音声通話向け料金プランは、データ通信料が1000円~4980円、電話の基本料は無料というコースだったが、今回発表された「がっちりコース ケータイ定額プラン」は、データ定額サービスをオプションにし、通話専用プランに特化することで基本使用料を抑えたプランとなる。同社では、2台目市場をメインターゲットにしている。

 契約期間が制限されない「ベーシック」であれば月額1780円で、1年契約の「年とく割」と2年契約の「にねん」では月額780円となる。1年契約でも2年契約でも月額利用料は同じ780円だが、2年契約であれば、契約時の端末価格を割り引く「アシスト」が利用できる。アシストは、1カ月あたりの価格によって3種類のコースが用意されており、アシストなしの場合は16800円の割引だが、たとえば「アシスト500」は月額500円の割引で総額2万8800円となる。

 「ベーシック」「年とく割」「にねん」のいずれもイー・モバイル端末宛の通話料やSMSは24時間無料。他社の携帯電話・PHS、固定電話宛の通話料は30秒21円、テレビ電話宛は30秒37.8円、データ通信料は1パケット0.084円となる。

 オプションとなるデータ定額は月額1000円~4980円で、月額315円の通話割引オプションを契約すれば、他社携帯・PHS宛の通話料が30秒9.45円、固定宛の通話料が5.25円になる。既存ユーザーが「がっちりコース」に乗り換える場合は、契約中のコース/アシストを清算した上で、新規契約することになる。

 2月7日~4月30日にかけて、「ケータイ定額プラン」を新規契約し、対象機種を購入すると、最大3カ月間、毎月の通話料から最大5000円割り引きされる。他社宛や国際通話も割引対象となる。


プラン概要 従来プランとの比較
プラン概要 従来プランとの比較

キャンペーンも行われる
キャンペーンも行われる

ターゲットは2台目市場、千本氏「この状況でより安く、より良いものを」

2台目市場がメインターゲット

2台目市場がメインターゲット

スウェーデン王国のステファン・ノレーン駐日大使

スウェーデン王国のステファン・ノレーン駐日大使
 28日、同社は都内で記者会見を開催した。イー・モバイル執行役員副社長の阿部基成氏は、「今回発表したがっちりコースは、2台目ケータイの決定版」とアピール。他社からの乗換を強く進める施策ではなく、いったんイー・モバイルのサービスに触れてもらうサービスと位置付け、2台目市場をターゲットにするとした。

 料金プランを低廉化できたのは、データ通信をオプション化することに加え、音声通話サービス開始から1年近くが過ぎ、トラフィック動向を把握できたことが大きいという。ベストエフォートサービスであるデータ通信サービスと比べ、途切れや遅延が許されない音声通話サービスだが、阿部氏は「いかに利用してもらえるか検討してきたが、電話のトラフィックはたいしたことがないということが分かってきた」と述べ、現状のインフラで十分との認識を示した。

 また代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏は、目標値として「現状、月に7~8万契約を獲得しているが、年間100万契約を目指す。そのうち20%程度を音声契約で占めたい」とした。

 代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏は、「経済状況が悪化しても、どうしても電話は必要だ。ユニクロのヒートテックが爆発的に売れているが、安くて良いものは、厳しいときにこそ出すべきであり、それが使命と考えたデータ通信サービスでは、ある程度イー・モバイルの存在は認識してもらえたと思う」と述べ、ブランド力強化といった狙いや低廉なプランを提供することで、社会に貢献する面もあるとの見方を示した。

 このほか、イー・モバイルのビジネスプランが評価され、千本氏がスウェーデンの王立工学アカデミー外国人会員に選ばれ、発表会の前半に式典が行われた。



URL
  プレスリリース
  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=618


(関口 聖)
2009/01/28 17:55


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