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イー・モバイル、「HSPA+」のデモで高速な実測値をアピール

 イー・モバイルは、受信速度が最大21.6Mbpsの「HSPA+」方式を用いたデータ通信サービスに対応する端末「D31HW」を8月上旬に発売する。18日には都内で記者向けに発表会が行われ、同サービスの概要や端末のデモンストレーションが披露された。


HSPA+/HSUPA対応の「D31HW」

D31HW
 同社が提供する「HSPA+」方式のサービスについては、6月8日にサービス概要と料金が発表されている。18日には対応するデータ通信端末として、新たにHuawei Technologies製の「D31HW」が発表された。

 同端末はUSB接続型で、スティックタイプのボディ。USBコネクタはキャップが不要なスライド式を採用している。最大16GBまでをサポートするmicroSDHCスロットも装備している。対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4〜10.5。Windowsでは、パソコン本体に端末を装着するだけでセットアップが行える。

 通信速度は、HSPA+に対応することで理論値として受信最大21.6Mbpsを実現。HSPA+以外のエリアでは、下り最大7.2Mbpsまたは3.6Mbpsとなる。HSUPAもサポートされ、理論値で送信最大5.8Mbpsとなっている。それ以外のエリアでは、上り最大1.4Mbps、または384kbpsとなる。利用する周波数帯は国内で1.7GHz、海外で2.1GHz。

 大きさは約28.0×12.4×76.5mmで、重さは約25g。ボディカラーはブラックのみ。

 価格は、新規契約でベーシックコースでは4万1980円、新にねんコースでは1万7982円。買い増しでは4万1980円。



都内で実測14〜15Mbpsとアピール

都内のフィールド試験での結果は15Mbps以上に

イー・モバイル 執行役員副社長の阿部 基成氏
 18日に行われた発表会では、イー・モバイル 執行役員副社長の阿部 基成氏が説明を行った。阿部氏は、先行して発表していたHSPA+サービスの概要説明はそこそこに、「21Mbpsのサービスでどう変わるか。これまで7.2Mbpsのサービスでは平均2〜3Mbpsだったが、今回は商用の環境で14〜15Mbpsといった速度が出ている」と実測での高いパフォーマンスをアピール。都内の複数の場所で実際に測定した平均値として、東京駅地下で14.8Mbps、新宿アルタ前で12.7Mbps、秋葉原ヨドバシカメラAkiba前で11.0Mbpsといった数値を披露。従来のサービスや競合他社と比べても理論値に迫る速度が実現されているとした。

 一方で、基地局あたりに収容できるユーザー数は限られているため、同じエリアで多くのユーザーが通信を行うと、通信速度は下がる傾向にある。阿部氏はそういったユーザーの過密化に伴い通信速度が落ちる側面は認めるものの、理想的な環境では20Mbpsを超える速度も実現できたという映像を流した後、多くの報道関係者が詰めかけた会場でもデモンストレーションを実施。「ありがたいことに(集まった)皆さんにも多く使ってもらっているが、それでもこれぐらいは出る」として、平均18Mbps程度で通信できている様子を披露した。また、会場では別途デモ用のパソコンが用意され、NHKオンデマンドの映像が途切れることなく受信できる様子が紹介されていた。


HSPA+を採用したサービスの概要 「21メガサービス」の料金

“理想的な環境”では実測で20Mbpsを超えたという映像 こちらはプレゼン中におけるデモの様子。イー・モバイル本社のあるビルの地下という好条件? ながら、報道陣が集まったことで(イー・モバイルの端末を使っているため)、デモ機は当初コネクションを確立できなかった。接続後は平均18Mbpsを記録した

会場では動画配信サービスのストリーミング映像を受信するデモも

HSPA+、2009年12月までに人口カバー率60%を目指す

エリア展開も積極的に行う
 今後のサービス展開の方針については、HSPA+では2009年12月末までに全国人口カバー率60%超を目指すとされた。阿部氏によれば「控えめに言っている」とのことで、積極的にエリア展開を行っていく姿勢が強調された。また、地下鉄や地下街も首都圏を皮切りにHSPA+に対応していく。

 全体のエリアについては、東名阪の地下鉄について「2009年度中に100%に持って行く」という方針が明らかにされ、地方についても「生活圏をカバーしていくようなエリア展開を行う」として、エリア展開を積極的に行っていく姿勢をアピールした。


今後はモジュール内蔵パソコンも登場予定

今後の方針
 今後の展開については、「最速・最安の追求」「汎用的なラインナップ」「世界標準での高速化」「販売チャネル・販売モデルの強化」と4つのポイントを挙げた。

 通信速度については国内でもいち早く最新の高速通信方式を導入しているが、今回発表したHSPA+のサービスについても「他社の同等のサービスより安い。7.2Mbpsのサービスでも最安」と料金面での優位性を強調。ラインナップの強化では「夏には、モジュール内蔵のノートパソコンが発売される」として、ノートパソコン向けのモジュールタイプの製品提供を開始することが明らかにされた。


DC-HSDPAは2010年9月に導入予定

2010年9月にはDC-HSDPAを導入、LTEにつなげていく
 次世代の通信方式では、下り最大40Mbps以上の「DC-HSDPA」を「2010年9月に提供する予定」と具体的な時期に言及。その後に導入するLTEにつなげていく考えを示した。また、今のW-CDMAネットワークを強化する形で推移するため、「ネットワークの厚みは2倍にしたい」と継続的にエリア、ネットワーク強化に取り組んでいく姿勢を明らかにした。加えて、現在速度が落ち気味のエリアについても、継続的に基地局を増局して対応していくとした。

 また、販売チャネルの強化として、19日から「ジャパネットたかた」で取り扱いが開始されるとのことで、「たかた社長があの声で紹介してくれる。価格が9800円とだけ聞いており、セット内容は見てからのお楽しみ」と紹介した。



URL
  ニュースリリース
  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=666

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(太田 亮三)
2009/06/18 18:20


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