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JASRAC、2000年度は着メロ配信で12億円徴収

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2000年度に有著作権曲の使用料として徴収した額が前年度比7.4%増の1063億円となったと発表した。JASRACでは増加の要因として、カラオケの契約率のアップなどとともに、携帯電話の着信メロディの普及を挙げている。

 JASRACでは、楽曲の著作権利者から委託を受け、著作権の存在する曲の再利用時に利用者から使用料の徴収を行なっている。着信メロディに関する使用料としては、「携帯電話にあらかじめ入っている着信メロディデータ」「ダウンロード配信される着信メロディデータ」「雑誌などに掲載されている手入力用の音符データ」の3種類にJASRACへの使用料が発生する。

 ダウンロード配信される着信メロディは、音楽配信の「複合その他」として分類されている。この分類にはインターネットを介した音楽配信全般が含まれるが、2000年度の徴収額約12.7億円のうち、95%が着信メロディなどとなっており、前年比377.7%という4倍近い爆発的な伸びを見せている。これは着信メロディの譜面の手入力に頼っていた旧端末に代わって、ダウンロード配信に対応した502iシリーズやJ-スカイ端末、EZweb端末が市場の主流となったのがちょうど2000年度からであったためと見られる。

 12億円というとJASRAC徴収額全体1063億円に占める割合は大きくはないが、同じく音楽配信系の通信カラオケで2000年度に徴収された使用料が62億円であるので、着信メロディ配信が1つの市場として成立し、ツーカーのfunstyleなど、着信メロディをウリとしたサービスに繋がったと見ることもできる。

 なお、携帯電話にあらかじめ入っているメロディは、録音して配布されるものとして「オーディオテープ」の一部に分類されている。オーディオテープ全体で徴収した使用料は2000年度で34億円となっているが、そのうち約20億円が着信メロディとなっている。


・ JASRAC
  http://www.jasrac.or.jp/


(白根 雅彦)
2001/05/23 22:10

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