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同社では、幅広い世代での普及が進む携帯電話の用途が、通話機能からメールやコンテンツ閲覧機能へと拡大し、液晶画面ではっきりと見やすい文字表示機能の需要が高まっていることから、今回の新フォント「LCフォント.C」を開発したという。 「LCフォント.C」は、カラー液晶画面を構成する３つのサブピクセル（RGB）の明暗の組み合わせによって得られる視覚効果を利用し、擬似的に解像度を向上させて可読性を高めるというもの。 具体的には、文字の斜線やカーブなどのストローク（線画）のシャギー（ギザギザ感）を緩和し、かつ線幅を強調することで、従来フォントに比べ太く滑らかな文字として表示できるという。また、文字のきわ部分の輝度を段階的に調節することで線幅を多段階調節できるようになり、ストロークの中心がくっきり見えるため、線幅を太くしても文字が潰れにくくなっている。 新フォントは、同社の「メビウス」シリーズなどに搭載されている「LCフォント」が素地となっており、この従来フォントから「LCフォント.C」がソフトウェアにより生成されるしくみ。同社では、この新フォントをソフトウェアのライセンスという形で販売し、他社製品への搭載を広めて、業界のデファクト化を目指していくとしている。 なお、同社製品へは、J-フォンが６月以降順次発売する６万5536色TFT液晶のJava対応端末「J-SH07」に搭載される以外は今のところ未定。
・ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/010530.html ・ J-フォン東日本、TFT液晶・カメラ搭載・Java対応の「J-SH07」 （松下 麻利） 2001/05/30 18:55 | ||||||
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