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D2Cの広告セミナー、基調講演にドコモの夏野氏が登場

NTTドコモ、夏野剛氏

NTTドコモ
夏野剛氏
 NTTドコモ、電通、NTTアドの3社が設立したiモード向けの広告会社、ディーツーコミュニケーションズ(D2C)が、設立一周年を記念し、都内で「iモードマーケティングセミナー」を開催した。

 基調講演には、NTTドコモのゲートウェイビジネス部コンテンツ担当部長、夏野剛氏が登場し、「iモード・ストラテジー?複雑系コンセプトに基づくケータイ革命?」と題した講演を行なった。

 夏野氏によると、6月3日時点でのiモード契約者数は2414万1556人で、503iシリーズの出荷台数も300万を超え、好調を維持している。公式メニュー内でのコンテンツ数も982社1800サイトを数える。

 同氏は「ITビジネスの世界では、当たり前のことを当たり前のようにやるのが実は難しい。親会社(NTT)的な発想では“自分たちのネットワークに最適な技術を開発する”という話になってしまうが、HTML、GIF、MIDI、Java、SSLなど、デファクトスタンダードを採用し、他社が利用しやすい環境を作った。それに加えて、他社のビジネスが成り立つようにサービスを設計したり、ビジネスモデルを構築したりしたほか、ユーザーサイドからのマーケティングを行なった」のがiモードの成功のポイントと説明。

 モニターサービスが始まった「FOMA」については、「高速パケット通信やMPEG4による動画配信など、新機能について色々と言っているが、これは“革命”ではなく、あくまでも現行のiモードの延長線上にある“進化”だと考えている」という。「ブロードバンドだからといって、全てを映像にすればいいわけではなく、適材適所にそうした技術を使っていくことが重要」と語る。

 夏野氏の講演に続いて行なわれたD2Cによるiモード広告の事例紹介では、パソコン向けの通常のインターネット広告とiモード広告の特性の違いが明らかにされた。

 同社によると、iモード広告のクリック率は、バナー型が3.2%、テキスト(メール)型が18%。利用者層については、男女比6対4と、iモードのほうが女性率が高い。さらに、幅広い年齢層で利用されており、中でも40歳以上のユーザーの利用率が高まってきているという。

 また、広告主についても、これい対応する形で、飲料・食品や化粧品、エンターテインメントといった風に、通常のインターネット広告よりも一般的な商品・サービスの広告が多い。

 ドコモが昨年7月に実施した調査で、携帯電話と一緒に持ち歩くものとして「500mlのペットボトル」や「化粧品一式」、スナック菓子などの「携帯フード」が上位にランクされ、これらの補充場所としてコンビニエンスストアを利用する傾向が見られることから、D2Cではコンビニエンスストアで販売されている3000品種の商品・サービスが効果的にiモード広告を活用できるとしている。


・ ディーツーコミュニケーションズ(D2C)
  http://www.d2c.co.jp/

ドコモ、電通と組みiモード向けの広告会社設立


(湯野 康隆)
2001/06/04 17:54

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