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KDDIがEZwebのオープン化を発表、一般サイトでも料金回収代行

 KDDIは、公式サイト以外も同社のコンテンツ料金回収代行サービスが利用できるようにするなど、EZwebのオープン化に関する4つの具体策を発表した。

 同社が発表した具体策は、「ポータルの開放」「ISPへのネットワーク開放」「コンテンツ料金回収代行の拡大」「コンテンツ採用基準の公開」の4つ。

 このうち最初に実行に移されるのは「コンテンツ採用基準の公開」で、6月末にもEZwebの公式コンテンツに採用される際の審査基準が同社のWebページ上で公開される予定。

 さらに、今秋を目処に「ポータルの開放」も行なわれる。これは、EZメニュー内に「ポータルサイト」という項目を追加し、ポータルサイトへのリンクを掲示し、他社のポータルサービスにアクセスしやすくしようというもの。欧米のWAPサービスでは一般的なサービスの利用形態だが、国内では初めてとなる。

 また、現在EZwebのコンテンツにアクセスするには、必ずKDDIが用意したEZゲートウェイサーバーを経由する必要があるが、同社では、この部分についてもISP各社に開放する。この場合、同社の携帯電話網とISP各社のネットワークが専用線を経由で直結されることになるが、EZwebのコンテンツを提供するには、各ISPが高価なEZゲートウェイサーバーを導入する必要がある。同社では、ISP各社からの依頼を受けた上で、仕様の調整や接続費用の相談に応じるとしている。

 今回発表された4つの具体策のうち、最も注目されるのが「コンテンツ料金回収代行の拡大」という項目。現在、公式コンテンツの提供者向けに提供されている課金用のサーバーモジュールを一般向けにも提供しようというもの。ただし、サイトの内容が公序良俗に反していないかどうかなどの審査が必要なため、実際に一般サイトで回収代行サービスが利用できるようになるのは、総務省が検討している第三者機関が設立されてから、ということになる。

 なお、今回の発表は、auのEZwebのオープン化についてのもの。同じくEZwebサービスを提供しているツーカーグループについては、現在のところ検討中とされている。とはいえ、端末の機能に依存した一部のコンテンツを除き、ほぼ同じ内容のコンテンツが提供されているため、ツーカーについても同様の開放化が進められるものと見られる。


・ ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2001/0614-1/index.html


(湯野 康隆)
2001/06/14 19:18

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