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トレンドマイクロ、携帯メールに送信されるウイルスの詳細発表

 トレンドマイクロは、スペインで発見された携帯電話用メールアドレスに送信される世界初のウイルス「VBS_TIMOFONICA」に、パターンファイル725以降で対応すると発表。同時に「VBS_TIMOFONICA」の詳細を発表した。

 「VBS_TIMOFONICA」は、ワームに分類されるトロイの木馬型プログラムで、VBスクリプトで記述されている。ワームは件名が“TIMOFONICA”で、“TIMOFONICA.TXT.VBS”というファイルを添付したメールを、Microsoft Outlookのアドレス帳に登録されているすべてのメールアドレスに対し、自動的に送信する。メール本文はスペイン語。

 「VBS_TIMOFONICA」がこれまでのワームと異なるのは、携帯電話のメールアドレスを標的にメール送信を行なう点。携帯電話用のメールアドレスは『電話番号』+『電話会社のドメイン名』形式をとっている場合が多いが、このワームは電話番号の部分をランダムに作成してメールを送信する。メールを受信した携帯電話でウイルスプログラムが動作することはないが、携帯電話使用者にとって迷惑な長文スパムメールが届くことになる。

 このワームは、スペインの携帯電話会社のメールアドレスのみを対象としているが、被害の大きさで世界的に話題となった「LOVE LETTER」ウイルス同様、VBスクリプトで記述されており変更が容易なため、「LOVE LETTER」ウイルスのように亜種が出まわる可能性があり、注意が必要だとしている。

 また、パソコン上ではこのワームが活動した場合、レジストリに設定された値により、Windows/Systemフォルダに「CMOS.COM」という、CMOSを破壊するためのトロイの木馬型プログラムを生成。CMOS.COMはWindows再起動時に実行されて、パソコンが使用できなくなるケースがあるという。トレンドマイクロは、ニュースリリース中で、手動での削除方法を公開している。



お問い合わせ先
  トレンドマイクロ 営業部
  Tel: 03-5334-3650


URL
  ニュースリリース
  http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/timofonica.htm
  トレンドマイクロの「ウイルス基礎知識」
  http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/basic/index.htm


(工藤 ひろえ)
2000/06/08 16:16

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