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ボーダフォンのジェント社長が来日、日本テレコム売却を否定

ジェント氏とモロー氏

 クリストファー・ジェント氏(左)とウィリアム・モロー氏
 公開買付による日本テレコム株取得により、同社の経営権掌握に向け動き出したボーダフォングループPlcの社長、クリストファー・ジェント氏が来日、都内で会見した。

 ジェント氏はまず、一部報道にある経営権取得後の固定回線事業(日本テレコム本体)の売却の噂を否定。「日本テレコムの経営陣と業績向上について話し合うのが最優先課題だ」と語った。

 経営権取得後の経営陣の布陣については「日本テレコム会長の坂田氏を上級顧問に、社長の村上氏を会長にしたい。社長については、1~2人考えているが候補者とは話し合っていない。国籍にもこだわりはない」という。

 会見では終始「株主のメリットとなる戦略をとる」ことを強調した同氏。「世界征服を考えているのか?」の問いに対しては、「そんなことはない。日米欧の市場がメインだと考えている。これからラテンアメリカの市場に参入しようとは思わないし、進出しようと思った市場にはすでに進出している」と回答した。

 日本製の端末について同氏は「私はノキアの端末を使っているが、日本メーカーの製品は、他国のものと比べると非常に使いやすくできている。カラー画面、カメラ、Java、音楽(着信メロディ)、軽量などなど、世界でも最先端。サービスと端末を組み合わせ、ユーザーが満足できるトータルサービスを2.5Gから3Gに向けて提供していきたい」と語った。

 会見に同席したボーダフォン-ジャパンのバイスプレジデント、ウィリアム・モロー氏もこれに同調し、「ここにボーダフォンが日本に進出するメリットがある。日本で作り上げられたクオリティの高いサービスを世界に向け輸出できる」と説明した。

 来週から第3世代携帯電話サービス「FOMA」を正式スタートするNTTドコモに対しては、「3GPPで規格の標準化が全て完了したというわけではないので、インフラメーカーや端末メーカーは苦戦している。現時点でドコモのサービスについて語るのは難しいが、地域や提供されるサービスの内容に制限があるものの、非常に評価できるのではないか」と語るジェント氏。

 その一方で「今後、ドコモのシェアをどれくらい奪えそうか?」の問いに対しては「かなりたくさん。ここ数カ月のJ-フォンの業績を見ればわかる。来月以降は日本全国でサービス内容の統一をはかるとともに、ブランド力を強化していく。法人市場にも積極的にアプローチしていきたい」と攻撃的な姿勢を示した。


ボーダフォンが日本テレコム株式を公開買付、経営権握る


(湯野 康隆)
2001/09/26 19:47

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