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テンアートニは、iPAQでLinuxを使えるようにするキット「Melon」を11月20日に発売する。価格は9800円。販売は同社のホームページでの直販のみとなり、11月１日から受付が開始される。 「Melon」は、コンパックのPDA「iPAQ Pocket PC H3630/3660」の２機種でLinuxを使えるようにするキット。従来、iPAQにLinuxを導入する場合、フラッシュメモリに書き込まれているPocket PC標準のソフトウェアを書き換えなければならなかったが、「Melon」ではすべてのソフトウェアが64MBのコンパクトフラッシュカードで提供されるため、Pocket PC環境とLinux環境を併用できるのが特徴。 「Melon」は、Linuxディストリビューション「Familiar」をベースにしており、GUI環境にはアックスが開発した携帯Linux機器専用の「式神（しきがみ）」が採用されている。アプリケーションは、「式神」に含まれるスケジューラ、アドレス帳、メモ帳などPIM機能が標準で搭載されるほか、多くのLinux対応ソフトが利用できる。 USBやシリアルのクレードル、ケーブルを使ったパソコンとのデータ同期は不可能なため、パソコンとのやりとりは、iPAQの拡張アダプタ「ジャケット」でカードスロットを増やし、CFカードやSDカードなどメモリーカード経由で行なう形となる。 ・ テンアートニ Embedded Systems事業部 E-MAIL: toiawase@10art-ni.co.jp ・ Melon ホームページ（11月１日正式オープン） http://melon.10art-ni.co.jp/ ・ ニュースリリース http://www.10art-ni.co.jp/press/e20011018.html
（伊藤 大地） 2001/10/18 14:15 | ||||||||||||||||||||||||
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