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日経MA調査、2001年の携帯向けLCD生産量は対前年比25%減

 日経マーケット・アクセスは、2001年の世界における携帯電話向け液晶ディスプレイ(LCD)生産量についての調査レポートを発表した。

 発表によると、2001年の携帯向けLCD生産量は対前年比25%減で、3億4650万枚となるが、生産金額では38億9800万米ドルで、対前年比10%減にとどまる。LCDの生産額が生産量ほどのダメージを受けない要因としては、単価が高いカラーLCDの生産量が急増したためで、2001年のモノクロLCDは対前年比32%減の2億9830万枚となるのに対し、カラーLCDは同92%増の4830万枚と大幅に伸びている。これを生産金額で見ると、モノクロLCDは19億6700万米ドル、カラーLCDは19億3100万米ドルで、ほぼ並列した状態となっている。

 また、2000年~2001年にかけての携帯向けLCD市場は急上昇から急降下の状態で、ピーク時の2000年第3四半期には1億3650万枚となったのが、2001年第2四半期には7800万枚と半分近く減少し、その後も伸び悩みの状態が続いている。携帯電話の生産量と携帯向けLCDの生産量を比較すると、2000年はLCDが4億6400万枚生産されたのに対し、携帯電話は4億2900万台で、LCDは2000年末で3500万枚程度の生産過剰となったが、携帯電話の需要が3億9000万台程度となったため、携帯電話メーカーおよびLCDメーカーとも、大きな在庫を抱える結果となった。

 2001年はこうした過剰在庫を削減するために大幅な生産調整が続いており、生産台数は3億7000万台弱、LCD生産量は同台数より2000万枚以上少なく、2000年と比較すると1億枚以上の減少となるが、平均単価がモノクロLCDの7倍~8倍するカラーLCDの生産量が増えたため、生産額は4億5000万米ドルの減額でとどまる。


・ ニュースリリース
  http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/0110_12/011126lcd.htm


(松下 麻利)
2001/11/26 14:39

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