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シャープ、ザウルスのPIMデータをネット経由でシンクロ

左からプーマテック ジャパン株式会社代表取締役社長荒井真成氏、シャープ株式会社国内営業部SST推進センター所長谷口実氏
 シャープは、同社のPDA「ザウルス」とOutlookのデータをインターネット経由でシンクロさせるほか、携帯電話からスケジュールの確認・登録もできるサービス「ホッとPIM」を12月19日からシャープスペースタウンで開始する。利用料は月額500円(来年2月末までは無料)で、シャープスペースタウンの会員向けに提供される。

 「ホッとPIM」は、プーマテック ジャパンが開発したサーバー技術「Synk-it」を利用したサービスで、Outlookとザウルスのアドレスデータやスケジュールデータをインターネット経由でシンクロさせることができる。グループ内でスケジュールデータなどを共有できる「グループ機能」や、設定した時間になるとスケジュールがメールで通知される「メール通知機能」、Synk-itに対応したレストラン情報やチケット情報を掲載しているWebサイトから、レストランの位置情報やチケットの予約情報などを自動的にPIM情報に書き加えられる「Synk-itボタン」機能も搭載している。シンクロの対象となるのは、スケジュール、アドレス帳、アクションリストとなっている。

 さらに、来年1月以降に提供される予定の「ネットPIM」機能を利用すれば、携帯電話から自分のPIMデータの確認・登録も可能。こちらはiモードとJ-スカイで利用できる。ネットPIM機能で閲覧できる項目はスケジュール、アドレス帳、アクションリスト、グループ、リモートメール、リンクとなっている。

 また、プーマテック ジャパンとケイ・ラボラトリーと業務提携により、来年春にはSynk-it技術に対応した携帯電話用のPIMソフト(Java版)の提供も開始される予定。来年半ばには、各携帯電話にSynk-it技術に対応したPIMソフトを内蔵させ、携帯電話の電話帳データと直接シンクロできるNative版の提供も予定されている。

 なお、現在ではシンクロできるPDAはザウルスのみだが、来年春を目処にPalmやPocket PCもサポートされる見込み。


Synk-itアーキテクチャー
「ホッとPIM」の利用イメージ

・ シャープスペースタウンサポートセンター
  Tel: 03-4484-2001
 

・ ニュースリリース
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/011212-2.html
・ シャープスペースタウン
  http://www.spacetown.ne.jp/
・ プーマテック ジャパン
  http://www.pumatech.co.jp/
・ ケイ・ラボラトリー
  http://www.klab.org/


(横田 真俊)
2001/12/12 20:15

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