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mbcc、モバイルAP開発プラットフォーム「MBP」の最新バージョン

モバイルビジネスコミュニケーションズ取締役兼COOの佐久間一行氏
 モバイルビジネスコミュニケーションズ(mbcc)は、企業向けのモバイルアプリケーション開発プラットフォーム「MBP(Mobile Business Platform)」の最新バージョン「2.0」を発表、1月末から提供を開始する。

 mbccは、ACCESSや伊藤忠テクノサイエンスなど5社の共同出資により設立された合弁会社。同社が提供する「MBP」は、Webベースのアプリケーションを携帯電話やPDAなどのモバイル環境に移植する際に必要とされる、モバイル認証やシングルサインオン、パーソナライゼーション、コンテンツ変換といった機能を一元的に提供する、統合型のビジネスソリューション。

 今回発表されたバージョン「2.0」はすべてJavaで開発されており、Windows 2000、Linux、SOLARISの3つのOS上で動作が確認されている。デバイスは各種携帯電話、PDA(Windows CE、Pocket PC、ザウルス)、Lモードをサポートし、順次Palmにも対応する予定。新たにマイクロソフトのCOMやCOBRAなどのオブジェクト間通信に対応したことで、既存の情報システムに格納されたWordやExcelなどのWindowsアプリケーションを、携帯電話やPDAの画面上に呼び出して閲覧できるようにする技術や、認証画面を自由に設計できる「フォーム認証」、標準的な「ベーシック認証」、ユーザー名・パスワードを暗号化して送信する「ダイジェスト認証」の3つの認証方式が追加されている。


対応デバイスは各種携帯電話、PDA(Windows CE、Pocket PC、ザウルス)、Lモードをサポート
Excelファイル(右側)を呼び出し、携帯電話の画面上(左側)に表示させているデモ画面

 モバイルアプリケーションの開発においては独自のXMLタグが提供され、処理の流れや画面内の処理イベント(ボタンやクリックなど)をXMLファイルの処理属性に記述するだけで従来よりも短期間で開発できるようになり、開発効率の向上が見込めるという。また、パーソナライゼーション機能も強化され、職位などに応じてユーザーごとに異なった画面が提供できる役割ベースのパーソナライズ、ユーザーの実務に合わせた画面・サービスが提供できるルールベースのパーソナライズ、ユーザーの利用頻度に応じたパーソナライズが可能となり、各種デバイスやサービスごとにアクセスを制御できるアクセスコントロール機能も強化されている。

 「MBP2.0」の料金は、ライセンス料一括払い方式の場合で1CPUあたりの製品価格が2000万円、年間保守費用が400万円(無償アップグレード含む)。現時点では中部コンピューター、スバルテクニカインターナショナル、学校法人片柳学園などが採用を決定しており、mbccでは初年度で10社以上の受注を目指すという。


・ モバイルビジネスコミュニケーションズ
  http://www.mbc2.co.jp/

ネットサービスをモバイルに対応させるソリューション


(松下 麻利)
2002/01/24 14:40

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