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AirH"Card「AH-G10」のファームウェアがアップデート

本多エレクトロン製の「AirH" Card(AH-G10)」
 DDIポケットは、128kbpsパケット通信を実現するオプションプラン「オプション 128」の提供を3月26日から開始するにあたり、ネットワーク全体のバージョンアップを実施。これに伴ない、対応のAirH"Card「AH-G10」用の最新ファームウェア(Ver.2.02)が公開された。

 「オプション 128」は、AirH"「つなぎ放題コース」のユーザー向けに、下り128kbps、上り68kbpsのパケット通信を提供する月額3500円のオプションプラン。「つなぎ放題コース」と合わせて128kbps通信の常時接続が可能になり、対応端末としては、32/128kbpsの双方に対応する本多エレクトロン製のPCカード型端末「AirH"Card(AH-G10)」が発売されている。本サービスは3月26日から開始される予定だが、AH-G10の購入ユーザーから抽選で選ばれた1500名には、これに先駆けて2月26日~3月25日に試験サービスが提供されている。

 対応端末のAH-G10は、ファームウェアのバージョンが「2.01」以下だと128kbps通信の利用時において32kbps以上の通信速度が得られないため、ユーザーは専用のアプリケーションでバージョンを確認の上、「2.02」にアップデートする必要がある。今回公開されたアップデータやバージョン確認のための専用アプリケーションなどは、本多エレクトロンのWebサイトからダウンロードできる。

 なお、日本通信や京セラコミュニケーションシステム(KCCS)でも、DDIポケットの卸売りPHS回線を利用したデータ通信サービスを、いずれも本多エレクトロン製の端末で提供しており、日本通信が個人・法人向けに提供する「bモバイル」ではDDIポケットと同日の3月26日から、KCCSが法人向けに提供する「KWINS」では4月1日から、それぞれ128kbpsの対応サービスを開始する予定となっている。

 「bモバイル」の128kbps対応端末「BMH10-J」では、今回公開されたファームウェアのアップデータなどは利用できず、3月26日に日本通信からBMH10-J向けのものが公開される予定。一方、「KWINS」の128kbps対応端末については、端末のファームウェアアップデートなどは不要で、サービス開始日から128kbps通信が利用できる。


・ 「AH-G10」バージョンアップのお知らせ(DDIポケット)
  http://www.ddipocket.co.jp/topics/ah-g10.html
・ バージョンアップファイル公開サイト(本多エレクトロン)
  http://www.honda-elc.com/ahg10/dl_02.html
・ 「オプション 128」のホームページ
  http://www.air128k.com/

DDIポケット、128kbpsサービスを3月26日に開始


(松下 麻利)
2002/02/27 16:09

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