| ||||||
|
松下電器産業とJTBは、通信・放送機構（TAO）の委託研究開発事業として、利用者の携帯するPDAに各種施設情報を配信し、PDAからホテルや観光施設の予約やチケットの発行、クレジット決済などを可能にする電子チケットサービスの実証実験を３月１日～25日に共同で実施する。 同実験は、TAOの委託研究開発事業として行なわれる実証実験で、松下電器がチケットの発行・認証システム、および利用者の位置や嗜好に合わせて施設情報をPDAに配信する「お勧め情報」の抽出システム構築を担当し、JTBがチケットの予約・決済システム構築、および実験用のPDA向けコンテンツ制作を担当する。 実験では、JTBが提携している大阪・神戸地区のレストラン、アミューズメント施設など、約40施設に認証端末を設置するとともに、両社がそれぞれ選出した参加者100名に、インターネット接続機能と赤外線通信機能を備えたPalm OS搭載PDAを配布。参加者は、そのPDAからJTBの旅行サイト（実験用サイト）で情報検索が可能なほか、施設の予約や電子チケット・割引クーポンの取得、決済が行なえる。予約決済情報の認証は、各施設に設置された認証端末とPDA間とで赤外線通信により行なえ、PDAをチケット代わりに利用できる。 なお、松下電器では、チケットの発行や認証などの受託運営を今後事業化する方針で、JTBでは電子観光券などの新サービス開発による事業展開を目指すという。 ・ 松下電器産業 http://www.matsushita.co.jp/ ・ JTB http://www.jtb.co.jp/ （松下 麻利） 2002/02/28 16:14 | ||||||
|
|