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ドコモとオラクル、法人向けモバイルソリューションで協業

 NTTドコモと米Oracleおよび日本オラクルは、FOMAなどのネットワークを活用した法人向けのモバイルソリューション開発を、グローバルな展開を視野に入れて共同で推進していくと発表した。


NTTドコモ 常務取締役 MM事業本部長 中村維夫氏
日本オラクル 代表取締役社長 新宅正明氏

 今回の提携は、NTTドコモのFOMAをはじめとするネットワークやワイヤレス技術、位置情報提供機能などと、オラクルの有するデータベース、アプリケーションサーバー、ミドルウェアなど(「Oracle 9i」シリーズ)の技術に、両社各々のノウハウや商品を融合し、モバイル環境に対応した法人向けのソリューションサービスを開発していくというもの。

 今後検討していく協業内容は、オラクルのアプリケーションサーバーを使用して、モバイル端末から企業内システムへのシームレスなアクセスを可能にするモバイルソリューションやデータベース製品などの開発および商用化、位置情報を活用した企業内システム向けのアプリケーションなど。PDCやパケット通信、PHSに加え、FOMAを利用したソリューションも検討していくという。また、両社が持つ既存顧客のモバイル化促進を目指し、技術や製品開発の成果をグローバルな視野で展開していくための共同マーケティングも行なっていく。

 想定されるソリューションイメージとしては、PDAにFOMAのデータ通信カードを挿し、GPSで作業場所の位置情報や経路を確認したり、ユーザーごとに割りあてられたタスクから詳細情報へアクセスし、作業状況を入力したりできる「保守業務支援システム」や、商品在庫やタスク指示などの情報をモバイル端末とサーバー側で自動同期処理を行なう「営業支援システム」などが挙げられる。また、工事現場などで撮影した画像をドコモの通信技術(PHS、FOMA網)で転送し、オラクルのデータベースを経由してインターネットで管理事務所などへ進捗状況を知らせる管理システムなどもある。


FOMAのデータ通信カードを挿したPDAから、作業場所の位置情報確認やユーザーごとのタスクで作業状況を入力したりできる「保守業務支援システム」などのソリューションを想定
保守業務支援システムを想定したデモンストレーション。ユーザーごとに割りあてられたタスクからスケジュールの詳細情報にアクセスし、作業状況を入力しているところ

 なお、NTTドコモ 常務取締役 MM事業本部長の中村氏は、「商用サービスとしての最初のソリューションを半年後くらいに実現させたい」とコメントしており、今回の提携が米Oracleを交えたものになっていることから、両社ではこの提携によって日本市場でビジネスモデルを確立した後に、海外でのグローバルな展開も視野に入れて検討していきたい考えを示した。


・ ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0306b.html
・ 日本オラクル
  http://www.oracle.co.jp/


(松下 麻利)
2002/03/06 20:00

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