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松下電工、米サーフ社と低消費電力のGPS内蔵DoPa端末など開発

 松下電工は、戦略パートナーとして米サーフ・テクノロジー社に出資し、共同で高感度型GPS技術を利用したパーソナル・カーセキュリティ用GPS端末の市場参入を発表した。今年6月より、低消費電力型GPSチップを採用した「通信一体型GPS端末」「CFカード型GPS受信機」「SDカード型GPS受信機」などの新製品を国内外で順次発売する予定。

 今回、松下電工が戦略パートナーとして出資した米サーフ・テクノロジー社は、GPSチップセットの開発・販売ベンチャー。サーフ社の製品は、主に携帯電話やPDA、車両運行管理端末、船舶などに活用されているという。松下電工では、サーフ社が3月に開発した低消費電力型GPSチップ「SiRFstarIIe/LP」を利用して、サーフ社と共同で高感度型GPS関連製品の開発を行なっていくという。

 なお、今後開発していく製品のベースとなるサーフ社の「SiRFstarIIe/LP」は、チップ本体の消費電力が従来品(SiRFstarIIe)比約50%の低消費電力型GPSチップで、松下電工では、これを搭載したGPS関連製品をPDAなどのモバイル機器とセットで使用した場合には、従来よりも長時間の使用が見込めるとしている。

 今後の開発製品は、「通信一体型GPS端末」「CFカード型GPS受信機」「SDカード型GPS受信機」などが予定され、「通信一体型GPS端末」は、NTTドコモのパケット通信サービス「DoPa」に対応し、緊急通報用と第3者位置検索用の2タイプが用意され、今秋発売予定。より高感度・高性能のネットワーク測位方式、または単独高感度測位方式を使用し、すでにパーソナル・セキュリティや徘徊検知用などの用途を想定した試験運用を開始しているという。

 「CFカード型GPS受信機」は、昨秋に松下電工が発売した単独高感度測位方式による高感度CFカード型GPS受信機の第1弾製品を、低消費電力にしたもの。PDAやパソコンなどで使用できる。今年6月頃にOEMで供給開始される予定で、ナビゲーションなどのパーソナル用途、営業管理などのビジネス用途での利用を想定。

 「SDカード型GPS受信機」は、GPS受信機の内蔵モジュール小型化と低消費電力型チップの活用により、さらに小型化を図ったSDカード型GPS受信機で、今秋発売予定。PDAやパソコンなどに加え、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどへの需要にも対応する。


通信一体型GPS端末の実機サンプル
SDカードGPS受信機(左)、CFカード型GPS受信機(右)の実機サンプル

・ ニュースリリース(松下電工)
  http://www.mew.co.jp/press/0203/0203-10.htm
・ 米国サーフ・テクノロジー社
  http://www.sirf.com/


(松下 麻利)
2002/03/13 14:11

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