オムロンソフトウェアは、Palm OS 4.0/4.1に対応した日本語入力システム「モバイルWnn for Palm」を開発した。同社では、3月28日から開催されるイベント「PalmSource Japan Forum 2002」に「モバイルWnn for Palm」を出展し、会場で先着500名に体験版を配布する予定。
「モバイルWnn for Palm」は、携帯電話向けに提供している日本語入力システム「モバイルWnn」のPalm OS版。連文節変換をはじめ、使用頻度の高い語彙を優先的に表示したり、文節の区切りや前後の関係などを学習する機能や、一度入力した言葉を学習して1文字入力するだけで予測候補を表示する「楽々入力」機能を搭載している。また、直前の確定文字列を未確定状態に戻す「確定Undo機能」や、確定したひらがな・カタカナの文字を漢字に変換する「再変換機能」、辞書ツールでの単語登録なども利用可能となっている。
日本語版Palm OS 4.0/4.1に対応し、現時点の動作確認機種はPalm m500/m505、CLIE T600C/N750C/N600Cとなっている。同社では、体験版の利用ユーザーから意見を集めた上で「モバイルWnn for Palm」を商品化する予定で、商品化の時期や価格などは今のところ未定としている。
・ オムロンソフトウェア http://www.omronsoft.co.jp/