| ||||||
|
日本AMDは、PDAやテレマティクスなどモバイル機器向けのCPU「Alchemy Au1100プロセッサ」を発表した。すでにサンプル出荷を開始しているが、正式版の出荷時期は未定。400MHzバージョンの１万個ロット時の価格は3980円。 「Alchemy Au1100プロセッサ」は、米AMDが２月に買収したAlchemy Semiconductor社が製造していた「Au1000」シリーズの最新モデルで、333MHz、400MHz、500MHzの３つの製品がラインナップされている。「Alchemy Au1100」の最大の特徴は低消費電力で、これまでの「Au1000」に比べ最大50％低減されており、333MHz動作時で200mW以下、400MHzで250mW以下、500MHzで500mW以下だという。内部構造は、MIPS32ベースの「Alchemy Au1」コアを採用し、LCDコントローラや、USBホスト機能、イーサネットコントローラなどを搭載している。対応OSは、Windows CE.NET、Linux、VxWorksなど。 「Alchemy Au1100」は現在、Pocket PCなどで広く採用されているインテル製のStrongARMやXScaleアーキテクチャのCPUに対抗する製品として位置づけられているが、日本AMDでは、「日本国内のメーカーへもサンプル出荷を開始しているが、詳細についてはコメントを差し控えたい」としている。 ・ ニュースリリース http://www3pub.amd.com/japan/news/prodpr/nr22063.html （伊藤 大地） 2002/04/09 16:06 | ||||||
|
|