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スカイリー・ネットワークス、Bluetooth対応の携帯機器を開発

試作機

試作機
 携帯機器向けのP2P(Peer To Peer)技術開発を手掛けるベンチャー企業、スカイリー・ネットワークスは、Bluetoothを用いて複数台でネットワークを構成できる携帯端末を開発していることを明らかにした。

 スカイリーでは昨年11月、BluetoothやIEEE 802.11xといったワイヤレス通信技術を応用し、さまざまな機器間で相互にデータ通信を行なうためのミドルウェア「DECENTRA」を発表しており、同社が公開したのはそのミドルウェアを搭載した携帯機器。

 試作機(開発:クレスコ)は、最近の携帯電話より一回り小さいサイズで、モノクロ液晶のほか、カーソルボタンと2つのボタンを搭載している。搭載メモリは製品化の際には128~256KB程度になる見込み。上部にはPDC方式の携帯電話に接続できるコネクターを装備しており、携帯電話経由でさまざまなアプリケーションをダウンロードできるようにもなっている。

 さらに、同端末はBluetoothによる通信機能を内蔵しており、他の端末とのデータ通信も行なえる。Bluetooth経由でパソコンからアプリケーションを転送することも可能だという。独自のルーティングプロトコルを用いて複数の端末でネットワークを構成できるDECENTRAを搭載しており、同ミドルウェアのマルチホップ機能を用いることにより、本来10m程度とされるBluetoothの到達距離を超えた通信も可能。DECENTRAを用いた場合の通信速度は、利用している通信技術のスループットの半分程度になるという。


梅田英和氏

スカイリー・ネットワークスCEO
梅田英和氏
 このデバイスの用途について、同社のCEO、梅田英和氏は、「トレーディングカードゲームのようなコミュニケーション機能を活用したゲームや、ホットスポットを利用したプッシュ型の情報配信サービスなどを想定している」と語る。携帯電話に繋げるということもあり、「ネオテクノのサイトスティックのように、所定のWebサイトにワンタッチでアクセスできる機能も実現したい」(梅田氏)という。

 スカイリーでは玩具メーカーを中心に同端末をOEM提供する予定で、早ければ今夏にも商品化が実現する見通し。詳細は4月11日に都内で開催される「P2P Conference in JAPAN 2002 Spring」で明らかにされる。


大きさ 外部端子
J-SH51と比較
携帯電話接続端子も装備

・ スカイリー・ネットワークス
  http://www.skyley.com/
・ P2P Conference
  http://www.p2pconf.com/
・ クレスコ
  http://www.cresco.co.jp/

ネオテクノ、サイトスティックの書き換え可能版


(湯野 康隆)
2002/04/09 18:16

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