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NECモバイリングは、FOMAやDoPa、ADSL回線などを活用して、インターネット上で公開されたWebサイトのデータを、遠隔地の表示装置へリアルタイムに一斉、または個別にプッシュ配信できるシステム「Information on Demand（仮称）」を開発し、５月から実証実験を開始すると発表した。 インターネット上のWebサイトは、見たい者が見に行くプル型の形態が中心となっているが、同システムは、遠隔地の表示装置などの媒体にＥメールで指定を出すことにより、指定のURLサイト（静止画や動画含む）を表示できるというもの。同社では、システムの基本技術について３月に特許申請を行なっている。 具体的には、各通信手段に対応した制御コマンドの解析と、表示装置にインストールするオリジナルブラウザのアプリケーションサンプル（評価版）などが開発され、これらによって、オフィスなどから遠隔地の表示装置へリアルタイムにコンテンツ制御や表示制御が可能になるという。 表示制御を指示するための通信手段としては、複数の表示装置へ一斉に指示したい場合にはDoPaやクイックキャストを、動画ストリーミングなどの用途ではFOMAやADSLなどの回線を利用でき、用途によって通信手段を選択できるのが特徴。 予定される主な機能は、10件程度のURLアドレスの指定、URLごとの表示日時・曜日指定、リロード指定、表示装置の電源制御など。同社では、駅前などに設置の映像表示装置における広告表示、ホテルなどの民間公共施設による周辺情報表示、行政施設やイベントホールなどでの各種表示といった用途を想定している。 今後は、オリジナルブラウザの評価版（Windows 2000上でのみ動作）を用い、５～９月にNTTドコモとともにNEC関連企業間で実証実験を行なう予定。なお、実験場所や用途などは今のところ未定で、この実証実験による市場調査をもとに、商品化に向けたビジネスプランを検討していくという。 ・ ニュースリリース http://www.nec-mobiling.com/html/press_020419.html （松下 麻利） 2002/04/24 14:05 | ||||||
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