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「写真付きメール送受信攻略法」
NTTドコモ iショット編

SH251i

 NTTドコモからはカメラ付き端末第1弾となる「SH251i」に続き、「D251i」「F251i」と、PDC方式としては3機種のカメラ付き端末が発売されている。サービス名称は「iショット」。NTTドコモの場合、J-フォンやauと違ってメールに画像を添付できないため、「iショットセンター」と呼ばれるサーバーを使う独特の方式をとっている。


送受信のポイント

 まずは、iショットを他キャリアに送る方法と、他キャリアから写真つきメールを受信する方法を見てみよう。

 相手がiモード端末(iショット対応端末を含む)の場合、iショットで画像を送るとまずはiショットセンターに画像が保存され、相手にはそのURLが送られる。このURLをブラウズすると画像が表示されるという仕組みだ。画像の保存期間は10日間で、それ以降は削除されるため、届いたらすぐに閲覧して画面メモとして保存しておく必要がある。

 ほかのキャリアに送信する場合は、iショットで画像を送るとiショットセンターが添付画像つきのメールとして配信しなおす。例えば、auの端末に送信する場合には、自動的にPNG形式に変換されたりするわけだ。


利用イメージ

 一方、J-フォンやauの端末からNTTドコモに画像を送る場合は、iモード端末が画像添付メールを受信できないため、一旦サーバーを経由させる必要がある。J-フォンの場合、無料サービスの「@写メール」を、auの場合、現状では「フォトこみゅ」などの有料サイトを利用する必要がある。

 なお、iショットの場合、相手にはiショットセンターからのメールという形で送られ、メールに送信者の情報として表示されるのは、メールアドレスでも名前でもなく送信者の「電話番号」のため、そのままでは返信はできない。現実的には誰から送られたのかタイトルや本文から推測することになるので、iショットを送るときは本文に自分のメールアドレスを入れておくことをオススメしたい。

 また、受け取ったiショットの画像は、iモード端末の場合、画面メモとしてしか保存できず、添付メールも利用できないため、画像自体を他キャリアの端末に転送することはできない。もっとも、転送先のユーザーもiモードユーザーであるなら、iショットメール自体を転送すれば、転送した相手のケータイからも保存期間内であれば画像の閲覧ができるが、他キャリアにメールを転送してもアクセスはできない仕組みになっている。

NTTドコモ(SH251i) J-フォン(J-SH51) au(A3012CA)
送信  iショットで相手先メールアドレスに送信すると、iモードメールで画像の保存されたURLが届く。保存期間は10日間  iショットで相手先メールアドレスに送信すると、スーパーメールに添付されたJPG形式の画像ファイルが届く  iショットで相手先メールアドレスに送信すると、Eメールに添付されたPNG形式の画像ファイルが届く
受信  iモードメールでURLを受信しサイトにアクセス。画面メモとして保存する。画像はフル画面で表示される  無料の「@写メール」サービスの利用が)必要。iモードメールでURLを受信しサイトにアクセス。画面メモとして保存する。画像は画面の一部に表示される。保存期間は7日間  有料サービスの利用が必要。「フォトこみゅ」の場合、iモードメールでURLを受信しサイトにアクセス。画面メモとして保存する。画像は画面の一部に表示される


送れるサイズとフォーマット

 iショットで送れる画像のサイズは一度に30KBまで。iショットLも送信できるが、携帯電話宛の場合はサーバー側で自動的にサイズ変更されるため、iショットSの画像を送ったときと品質はほとんど変わらないようだ。

 他キャリアへ送信する場合も同じで、EZwebやJ-スカイなど、相手側のサービスをメールアドレスで判別して自動変換される。他キャリアから受信する場合は、サービスに依存することになるが、J-フォンの@写メールで送られる場合も、auのフォトこみゅでブラウズする場合も自動的にリサイズされた画像が表示されるようになっている。

NTTドコモ(SH251i) J-フォン(J-SH51) au(A3012CA)
送信 撮影モード:iショットS(JPG)またはiショットL(JPG)
容量制限:30KBまで
受信  JPG、URL入りメールの受信のみ  デジタルカメラモードも送信可能だが、「@写メール」のサーバー経由のため画像変換される  「フォトこみゅ」の場合アクセス時に画像変換され、自動的に縮小される


5KBのデータを送受信した場合の料金

 iショットはiモードメールと違い、通話と同じ回線交換で計算される。そのため、送信時の電波状態や通話プランによって料金は違ってくるが、プランAの場合でiショットSが1通10円~、iショットLで1通20円~となる。他キャリアの場合もすべてiショットセンターに送るため同様だ。受信はパケット通信のため、最初に通知として届くiモードメール2~3円分と、画像表示に必要なパケット料(1パケット0.3円)の合計がかかる。そのため、単純に5KBのパケット受信で計算すれば12円(NTTドコモの発表では、iショットSの画像表示で約17円)となる。

送信 10円(プランAの場合)
受信 2~3円(iモードメール)+12円(画像ダウンロード)


送信テスト

 撮影データは各キャリアの端末にあわせてiショットセンターで変換されるため、送ったデータのサイズがそのまま受信されるわけではない。以下はiショットで撮影した画像を各キャリアで受信したとき、画像が何KBになったかの一覧だ。

 それぞれNTTドコモの場合は画面メモ、J-フォンとauの場合は画像ファイルの容量。受信する端末によっても異なるが、J-フォンはロングメール対応機でも受信できるよう画像が小さく変換され、auの場合は旧機種でも表示できるようPNG形式に変換されるため容量が増える。

元画像のサイズ NTTドコモ(SH251i) J-フォン(J-SH51) au(A3012CA)
iショットS(3.7KB) 4.7KB(JPG) 3.8KB(JPG) 6.6KB(PNG)
iショットL(15.5KB) 5.5KB(JPG) 3.5KB(JPG) 6.9KB(PNG)


iショットS(元画像) 送信した画像
iショットS(元画像) 送信した結果(左からSH251i、J-SH51、A3012CA)

iショットL(元画像) 送信した結果
iショットL(元画像) 送信した結果(左からSH251i、J-SH51、A3012CA)

ドコモ、カメラ付き端末「SH251i」と「iショット」サービス発表
ビーマップ、写メールをiモード・EZwebで閲覧できる「@sha-mail」
auのGPS・ムービーケータイ専用のアルバムサイトが登場


(荒田淳子)
2002/09/11 16:17

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