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ドコモの「@FreeD」徹底レビュー
サービス・料金比較編

 4月1日にスタートしたNTTドコモの定額制PHSデータ通信サービス「@FreeD」。サービス開始より3週間あまりが過ぎ、読者のなかにも実際に使用されている方もいるかもしれない。本誌では、料金などのサービス内容と、実際の使用感の2回に分けて@FreeDを紹介する。


「@FreeD」の特徴は?

「P-in Free 1S」(上)と「P-in Free 1P」
 ここで@FreeDの特徴を簡単に説明しよう。まずは通信方式。すでに2001年6月からサービスを開始しているDDIポケットの「AirH"」では、パケット通信方式と回線交換方式(PIAFS2.1)が採用されているが、@FreeDでは、回線交換方式(PIAFS2.0)が採用されている。

 AirH"などで採用されているパケット通信方式では、間隔をあけた場合でも引き続きデータ通信が可能だが、その一方で、回線が混み始めると通信速度が遅くなる(ベストエフォート)という弱点もある。一方の回線交換方式では、接続を終了した場合、再接続する際にネゴシエーションするなど時間がかかる弱点もあるが、通信中は一定の帯域を占有する(ギャランティ)ため、回線速度が安定するという長所もある。

 ドコモでは回線交換方式の弱点を補うため、@FreeDに一定の時間通信が途絶えても再接続なしに利用できる「ドーマント方式」という仕組みも採用した。

 ドコモによると、ドーマント方式とは、通信中に一定時間(約60秒)データの送受信が行なわれない場合や電波の状態が悪い時に、インターネット接続などを保ったまま、一時的に無線回線を休止しておく方式だという。これにより、一定の中断後でも再接続がスムーズになり、パケット通信と同様のアクセスが可能になったという。

 @FreeDの基地局は32kbpsないしは64kbpsに対応しており、一旦接続すれば対応した速度に固定となる。これも、状況に応じて通信速度が変更されるベストエフォート方式とは異なる点だ。



ドコモの従量制PHSサービスと比べると……

 では、@FreeDと従来のドコモのサービスを料金面から比較してみよう。まずは月額4,800円という@FreeDの料金と、最大1,000円分のデータ通信料が含まれたPHSデータ通信用プラン「パルディオデータプラス」と、毎月10時間までのデータ通信が追加料金なし利用できるオプションプラン「P-p@c10(ピーパックいちまる)」を組み合わせたケースの料金を比較してみることにする。

 後者のケースでは、月額4,480円の基本料金の中に合計11時間40分、1日あたり20分強(平日昼間、区域内、隣接もしくは20kmまでのアクセスポイントを利用した場合)のデータ通信料が含まれている。基本料に含まれるデータ通信料を超過した分は、以後1分あたり10円の利用料が加算される。

 例えば、従量制で12時間データ通信すれば、4,480円の月額利用料に、20分の利用料200円が追加され、合計で4,680円となる。とすると@FreeDとの分かれ目は、月間利用時間12〜13時間、1日あたり25分前後といったところだ。

 @FreeDには適用されないが、前述した従量制プランであれば、「継続利用割引」や「ファミリー割引」といったドコモの割引サービスも適用される。以前よりドコモのPHSでデータ通信をしていたり、家族がドコモの携帯電話やPHSを使用していたりするのであれば、これら割引サービスを利用しているユーザーも多いのではないだろうか。

 ちなみに「パルディオデータプラス」と「P-p@c10」に継続利用割引とファミリー割引が適用されると最大で380円割引され月額基本料は4,100円となる。ただし、この場合でもデータ通信時間が月12時間、1日25分以上になれば、4,100円の月額利用料に、20分の従量制利用料200円が追加され、合計で4,300円になる。その後は1時間につき600円の従量制分が加算されるので、1カ月につき13時間、1日に30分を超過するようなユーザーには、@FreeDがリーズナブルだ。

 また、オプションプランには毎月20時間までのデータ通信が追加料金なし利用できるオプションプラン「P-p@c20(ピーパックにいまる)」も用意されている。こちらと「パルディオデータプラス」を組み合わせた場合は、月額5,180円でひと月あたり21時間40分、1日にして約40分まで(平日昼間、区域内、隣接もしくは20kmまでのアクセスポイントを利用した場合)のデータ通信が利用できる。月額4,800円の@FreeDの方が明らかにお得に感じるが、こちらの従量制プランも継続利用割引とファミリー割引が適用され、最大割引時には月額基本料が4,800円になる。

 家族がドコモの携帯電話を使用していて、自分も長年ドコモのPHSを使用しているユーザーで、さらに1日30分程度しかデータ通信を行なわない場合は、若干ながら「パルディオデータプラス」と「P-p@c20」の組み合わせが安くなる可能性があるだろう。



DDIポケットの「AirH"」と比べると……

 @FreeDは回線交換方式の32kbps/64kbps、一方のAirH"「つなぎ放題コース」はパケット通信方式の32kbps(オプションで128kbpsも利用可)となっているが、料金面で比較してみるとどうだろう。

@FreeDとAirH"
名称 プラン 利用料 備考
@FreeD 定額月払プラン 4,800円 -
定額年払プラン 48,000円
(年額)
対応アクセスポイント以外にアクセス不可など制限あり
AirH" つなぎ放題コース(通常) 5,800円 オプションプランで128kbpsにも対応
つなぎ放題
(年間契約割引・長期割引を最大限に適用)
4,350円


 @FreeDの月額4,800円に対し、AirH"の「つなぎ放題コース」は月額5,800円。料金では@FreeDが優勢かのように見える。だが、ここで注意が必要なのは、AirH"には、「年間契約割引」「長期契約割引」といったDDIポケットの割引サービスが適用できるという点だ。「年間契約割引」と3年の「長期契約割引」が適用されれば、AirH"の「つなぎ放題コース」は最大1,450円が割引され、月額利用料は4,350円になる。

 前述したように@FreeDはドコモの提供する「継続利用割引」や「ファミリー割引」などの割引サービスが提供されない。こうした割引なしでAirH"より月額料金を安く利用したい場合は、@FreeDの「定額年払プラン」(48,000円)に申し込む必要がある。年払プランを月額換算すると1カ月あたり4,000円。この契約ならば割引サービスが適用されたAirH"の利用料4,350円よりも安くなる。

 とは言え、個人で年間契約を申し込むのは、万が一解約することになった時のペナルティなどを考えると簡単にはオススメできない。定額年払プランには、@FreeD対応アクセスポイント以外に接続できないなどの制限もあるので注意が必要だ。いったんは月払プランで申し込み、その後サービスに納得できたら、年払プランへ移行するのも手だろう。逆に、事業者であれば、固定費として通信料が明確になるのは安心だ。首都圏の法人なら、年払プランの利用も検討する価値がある。

 また、接続するプロバイダーにも気をつけねばならない。ここでは@FreeDやAirH"の標準的なプロバイダーとしてNTTドコモの「mopera」と、DDIポケットのPRINを比較してみよう。moperaを利用して@FreeDでデータ通信する場合には、接続料金は特に必要ない。ただし、メールアカウントについては、申込料100円、月額利用料400円がそれぞれ別途必要なる。一方のPRINを利用してAirH"でデータ通信する場合は、接続料は1分につき5円となっているが、1カ月あたりどれだけ使用しても最大1,500円までの課金となっている。また、PRINでは、AirH"向けに増速サービス「Fourelle Venturi For AirH"-PRIN」を提供しており、追加料金なしで利用できる。

 メールサービスなどの付加サービスに追加料金が必要だが、データ通信の接続料は無料のmoperaと、増速サービスなども用意されているが、接続料が必要なPRIN。定額制を提供する事業者の運営するプロバイダーとしては全く異なるサービスメニューとなっている。@FreeDとAirH"どちらを利用するか迷っているユーザーは注意が必要だろう。

moperaとPRIN
名称 利用料 備考
mopera - moperaPOPメール
申込料100円、月額利用料400円
PRIN 5円/分 月額請求額最大1,500円まで
増速サービスなども有


まとめ

 ここまで@FreeDと他のサービスを比較してみたが、料金に注目すれば、なかなかのサービスであると言える。しかしパフォーマンスについては、使用状況により通信速度などが変化するので、実際に自分がふだん置かれている環境で使用してみないと判断を下すのは難しい。そこで次回は、実際に@FreeDを使用し、その実力をレポートしてみたい。

対応プロバイダー

プロバイダー名 プラン 利用料 備考
mopera @FreeD専用プラン 無料 -
117net @FreeDオプション 月額700円
(カード払いは500円)
会員向け
ASAHIネット @FreeDサービス 月額500円 会員向け
@nifty オプションプラン 追加料金なし 会員向け
Amusement BiG-NET 定額モバイルオプション 年額10,000円 会員向け
アルファインターネット アルファ・モバイルコース 月額980円 -
α-Web α-Web端末型ダイアルアップ接続サービス 月額2,000円 -
アレスネット @FreeDコース 月額980円 -
interQ MEMBERS モバイルオプションプラン 800円 会員向け
OCN オプションプラン 追加料金なし 会員向け
KIWI internet @FreeD 初期費用2,000円
月額850円
会員向けには月額750円で提供
群馬インターネット オプションプラン 追加料金なし -
コガネット @FreeDサービス 初期費用3,000円
月額1,000円
会員向けには月額500円で提供
SANNET モバイル専用コース 月額600円 会員向けには月額300円で提供
四国インターネット @FreeDオプション 月額500円 会員向け
ZERO オプションプラン 追加料金なし 会員向け
So-net オプションプラン 追加料金なし 会員向け
ドリーム・トレイン・インターネット Mobile Service 追加料金なし 会員向け
Panasonic hi-ho オプションプラン 未定
(7月15日まで無料)
会員向け
はまっこ オプションプラン 追加料金なし 会員向け
BIGLOBE @FreeDオプション 600円 定額制会員は無料
BBplus @FreeD 800円 -
ホッカイ・ネット @FreeD 入会金3,800円
月額1,900円
会員向けには月額980円で提供
ミンク・インターネット @FreeD専用コース 初期費用1,000円
月額1,500円
会員向けには月額500円で提供
livedoor モバイルプラン @FreeD/AirH”コース 月額800円 会員向けには月額400円で提供
ReSET.JP @FreeDアクセス 月額300円 会員向け
リムネット @FreeDプラン 基本料月額200円
接続料月額980円
-
WAKWAK オプションプラン 月額600円
(一部プランでは無料)
会員向け
SouthernX 準備中 - -
TikiTikiインターネット 準備中 - -
DS Networks オプションサービス(23日〜) 未定
(6月30日まで無料)
会員向け
DEODEOエンジョイネット 準備中 - -
ぷらら 準備中 - -
U-netSURF 準備中 - -
リンククラブ インターネット 準備中 - -
※2003年4月22日現在



URL
  @FreeD 公式サイト
  http://www.at-freed.com/
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0306.html
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/

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第126回:@FreeD とは
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(鷹木 創)
2003/04/22 17:38

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