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気になるケータイ周辺グッズ
iPhone用ワンセグユニット「TV&バッテリー」を試す

 iPhone 3G用ワンセグ・増設バッテリーユニットの「TV&バッテリ−」が12月31日に発売された。このユニットを使うことで、iPhoneでもワンセグを視聴できるようになるという。iPhoneの外付けバッテリーとしても使えるのだが、ここではワンセグ機能に絞ってレビューをお届けする。


直営店のみの限定販売

 「TV&バッテリー」(それにしても呼びにくい商品名である)を1月4日に渋谷のソフトバンク直営店で購入した。価格は9840円だった。

 1月4日時点では、「TV&バッテリー」は直営店での先行販売となっていて、ほかの販路での販売は1月9日からとなっている。

 購入すると、本体パッケージに加え、セットアップ方法を示した1枚の紙を渡された。この紙に書かれている内容はパッケージ同梱のマニュアルからの抜粋となっている。同じ内容をわざわざ改めて渡すのもムダに思えるが、それだけ使い方の周知が必要だとソフトバンク側も認識しているのだろう。個人的な印象だが、類似商品があまりないこともあり、「TV&バッテリー」の使い方は少々わかりにくいところがあるので、こうした対応は正しいと感じられた。


本体はコンパクト。付属品もコンパクト

iPhoneに比べるとかなり小さい
 本体のサイズは約50×85×16mmで、重さは80gとなっている。大きさとしては、ケータイよりは一回り二回り小さく、ごちゃごちゃのカバンに入れると迷子になりそうですらある。

 電源スイッチは側面にあり、長押しで電源のオン・オフ、起動中の短押しでバッテリー残量確認、となっている(マニュアルには電源オンは短押しとあるが、本当に短押しでは起動しない)。表側に「ステータスランプ」と「パワーランプ」の2種類の通知用LEDがあり、それらの点灯色や点滅などを見て、電源や接続、受信の状況を確認できるようになっている。あまりわかりやすくはないが、まぁここは仕方ないところだろう。


ワンセグアンテナは伸縮式
 ワンセグのアンテナは、伸縮式のものとなっている。無線LANアンテナは内蔵されているものと思われる。このほか、リセットスイッチ穴(ピンが必要)や充電用のmini USB端子、iPhoneへの給電用のUSB端子がある。

 ソフトバンクのニュースリリースによると、iPhone側の連続視聴時間は約3時間となっている。いまどきのワンセグケータイに比べると、ちょっと短め。iPhoneヘビーユーザーにしてみると、ただでさえiPhoneはSafariなどで電池を食うので、充電できない環境では長時間ワンセグ視聴は避けたい、という印象だ。

 「TV&バッテリー」側の連続視聴時間についてはとくに書かれていないが、バッテリ容量が3.7Vの1200mAhで、消費電力は1Wとあるので、単純に計算すれば4時間くらいは持つことになる。

 このあたりの電池の持ちについては、実測したわけではないが、「TV&バッテリー」の方が電池に余裕がある可能性が高い。そうなると、iPhone側の電池が切れかけても、「TV&バッテリー」を外付けバッテリーとして使うことで、もうちょっと余裕のある使い方が可能かも知れない。

 ちなみに「TV&バッテリー」には、充電のためのUSBケーブルのみ付属する。充電はUSB端子から行うので、iPhoneのUSB充電アダプタを共用するか、別途USB給電アダプタなどが必要になる。また、iPhoneの外付けバッテリーとして使う際には、iPhoneのUSBケーブルが必要になる。iPhone付属のUSBケーブルが利用できるが、ちょっと長いので、持ち運ぶときは少し邪魔に感じる。


底面には充電と給電のUSB端子がある 充電用のmini USB-USBケーブルが付属する

アプリはApp Storeからダウンロード

 ワンセグ視聴用のアプリは、App Storeから入手する。CD-ROMなどは同梱されていない。アプリのインストールは、パソコンのiTunes経由でも、iPhone上のApp Storeから直接でもいずれでもかまわない。iPhoneからインストールするには、無線LAN経由でインターネットに接続する必要がある、と案内されているが、容量自体は0.7MB(公表値)とそれほど大きくはない。

 アプリの名称はシンプルに「テレビ」となっている。インストールすると、当然ではあるが、ほかのアプリ同様にiPhoneのホーム画面に「テレビ」のアイコンが追加される。


App Store上のワンセグアプリ ホーム画面にあるワンセグのアプリのアイコン(右下)

iPhoneと無線LANで接続

無線LAN設定はiPhone標準の設定メニューから
 インストールされた「テレビ」アプリを起動させるだけではワンセグは視聴できない。先にiPhoneと「TV&バッテリー」を無線LANで接続する必要がある。形式としては、「TV&バッテリー」がアクセスポイントとなる。ちなみにアクセスポイントのSSIDは変更可能だが、標準のSSIDは本体裏側に記載されている。

 無線LANの接続設定は、iPhoneの「設定」メニューから行う。すでにインターネット接続のために無線LANを使っている人は、ここで無線LANを切り替えることになる。つまり、無線LANでインターネットにつなぎながらワンセグを視聴することはできない。

 iPhoneの場合、ほぼシングルタスクなので、インターネットとワンセグを両方同時に利用することはない。しかし、普段は家の無線LANなどと接続していると、ワンセグを見るたびに設定メニューで切り替えないといけないのは、正直言って面倒としか言いようがない。ここはもっと簡単に接続切り替えできる仕組みを用意して欲しいところだ。

 ちなみに「TV&バッテリー」には充電用のUSBポートがついているが、そちらはあくまで充電用なので、USB接続しても無線LAN接続なしにワンセグを視聴できるわけではない。またワンセグを視聴するだけならば、iPhoneと「TV&バッテリー」をケーブルでつなぐ必要はない。


機能も使い勝手もまだまだな印象

番組表の画面
 「テレビ」アプリを起動すると、まず番組表が表示される。理由はわからないが、筆者の環境では一部のチャンネルのみ番組情報取得に失敗することが多かった。また、番組表ではチャンネル・番組ともに縦に並ぶため、全局の番組を一気に見る、といった使い方はできない。番組表の番組をクリックすると、その局の視聴を開始する。

 視聴地域設定(チャンネル構成設定)などは、番組表右下の「設定」アイコンをクリックして行う。「TV&バッテリー」のSSIDやWEPもここで変更できる。

 視聴画面は、iPhoneのホームボタンを右とする横長表示のみで、画面の回転などには対応していない。また、視聴画面ではチャンネル切り替えはできず、いったん番組表画面に戻る必要がある。

 iPhoneの画面比率は480×320の3:2と、ワンセグで一般的な16:9ワイドより縦長なため、上下に黒枠が表示されるが、画面をダブルタップすれば映像の左右を切って拡大することもできる。このあたりはiPodのビデオやYouTubeアプリでの動画再生とほぼ同じだ。

 3.5インチの画面全体を使って表示するので、表示自体はかなり大きい。しかしワンセグ放送自体が320×180ドットとあまり高画質ではないので、iPhone上の映像も「それなり」という感じだ。とくに動きが激しいときに生じるブロックノイズは、画面が大きいだけによく目立つ。


視聴画面。画面上の情報表示は画面タップで表示・非表示を切り替える 拡大された視聴画面。わずかに映像左右が切り落とされる

 機能は基本的にはこれだけだ。録画機能やデータ放送、画面回転などには対応していない。ただ視聴するだけならば不満もないが、せっかくならばもう少しいろいろな機能があればよいのに、とも感じてしまう。

 インターフェイスについては、あまり使いやすいとはいえない部分が多い。たとえばチャンネルの切り替えが番組表からしか行えないのはちょっと不便だ。視聴しながら隣のチャンネルに移動する機能、1画面に全チャンネルのボタンを表示させる切り替え画面などが欲しい。このあたりは今後のアプリのアップデートに期待したい。

 ちなみにワンセグ視聴中にMobileMeのプッシュメールが届くと、ちゃんと受信通知音が鳴る。当たり前と言えば当たり前だが、ワンセグを見ていてメールを逃した、ということがないのはありがたい。


iPhoneで気軽にワンセグを楽しめる製品

 iPhoneは基本的に世界同一仕様で販売されているため、ほぼ日本独自規格であるワンセグを内蔵することは、将来のモデルでもあまり期待できない。そこで、「内蔵しないなら外付けで補えばいいじゃないか」という本製品は、「よくぞこんなにも早く作ってくれた」と感じさせる商品である。

 値段の9840円は、ケータイのオプションとしては高い印象も受けるが、パソコン用のワンセグチューナーも8000円くらいしたりするので、それにバッテリーがついて9840円ならば、ある意味お買い得とも言えるだろう。

 ただ、機能や使い勝手では物足りなさも感じるので、今後のアップデートに期待したい。とくに番組表やチャンネル切り替えのあたりのインターフェイスは、もっと洗練してもらいたいところだ。



URL
  製品情報
  http://mb.softbank.jp/mb/iphone/oneseg/

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(白根 雅彦)
2009/01/05 20:06

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