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ケータイ新製品SHOW CASE
A5304T(カプリグリーン)
2003年2月下旬発売
ボタン配置
右側面にはボタンとイヤホンマイク端子
ヒンジ側の右側面にストラップ穴
背面にはサブディスプレイとカメラ、補助照明
設定メニュー第1階層
設定メニュー第2階層
設定メニュー第3階層
カスタマイズ可能なメインメニュー
メインのメニューには機能のほかに電話番号なども登録可能
待受画面
10字×8行表示
12字×9行表示
8字×6行表示
メール表示例文
時事用語にも対応する連文節変換
予測変換は随時候補を表示する形式
BREWのアプリケーション選択画面
画面のデザインは変更可能。3種類ある
BREWアプリケーションをダウンロードするメニュー
サンプル画像(ケータイ向け)
サンプル画像(元画像はVGAでリンク先)
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仕様で見るA5304T
東芝製のCDMA2000 1x端末。ムービーメールに対応するハイエンドクラスで、auで初めてBREWプログラムのダウンロードに対応した端末。GPS(eznavigation)には対応するが、Java(ezplus)には対応しない。MP3による着信音サービス「着うた」に対応し、矢井田瞳の「未完成のメロディ」がプリセットされる。
カメラはデジタル6.6倍ズームに対応する有効31万画素のCCD。補助照明を内蔵し、本体を閉じたまま画像を撮影し、指定したアドレスにメールで送る「オンリーメール」機能などを搭載する。メインディスプレイはケータイとしては最大級の2.3型の低温ポリシリコン液晶を採用。
BREWは画像などとは別のデータ領域1.2MBに保存する。BREWは独自デザインのインターフェイスで操作するようになっていて、そこからインストールされたBREWアプリを選んだり、独自のダウンロードメニュー「BREWアプリカタログ」にアクセスする。A5304Tには「Team Factory」「NAVITIME」「ハートメール」の3つのBREWアプリがプリセットされている。
日本語変換は予測変換や辞書の追加ダウンロードに対応するMobile Rupoを搭載。EZweb@mailの拡張機能である拡張絵文字や全角5000文字の送信、5件の添付ファイル送信、クイック再生にも対応する。
【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
98×49×24mm
重量
約110g
連続通話時間
約170分
連続待受時間
約200時間
充電時間
約110分
ディスプレイ
26万色表示2.3型TFTカラー液晶
144×176ドット
表示文字数
12字×9行、10字×8行、8字×6行
メモリダイヤル
500件
リダイヤル・着信履歴
各20件
データ通信速度
最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時)
ボディカラー
カプリグリーン、アルピナホワイト、ベネツィアンレッド
【インターネットメール】
サービス名
eメール
利用料
EZwebmultiに含まれ、月額300円
通信料0.27円/128バイト(通常契約時)
メール受信機能
最大全角5000文字
メール送信機能
最大全角5000文字
メール保存件数
受信:400KBまたは200件
送信:400KBまたは200件
添付制限
1通のメールにつき5データ(最大100KB)まで。ファイルはデータフォルダに保存
【着信メロディ】
和音数
最大40和音。着うた対応
着信音
・パターン:14種類
・効果音:8
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名
あなたの虜
大きな古時計
アストゥリアス
シチリアーナ
アヴェマリア
弦楽セレナーデ
大きな古時計(ワンギリ対応)
未完成のメロディ
和音着メロダウンロード
対応。「データフォルダ」内に保存
【データフォルダ】
データフォルダ容量
5MB(または500件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ボイス(QCP)
・ピクチャー
・ezmovie
・PIM情報
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット
JPEG
撮影可能解像度
144×176ドット、640×480ドット
撮影可能画質
単写/連写
撮影可能容量
データフォルダ(5MB)に保存
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット
MP4(MPEG-4+QCELP)
撮影可能画質
96×80ドット(5/10/15秒)
撮影可能容量
データフォルダ(5MB)に保存
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スタッフが見たA5304T
コメント
湯野
かなり思い切ったボディカラーを採用してきた「A5304T」。注目されるのは何といっても「BREW」への本格対応なわけだが、多くのユーザーにとって、そんなことは全く関係のない話だろう。
実際のところ、現在提供されているBREWアプリの多くは内容的にはezplus(Java)として提供されているものと大差がなく、Javaよりちょっと速い、ぐらいの感じしかしない。もっと“BREWじゃないとできない”ようなアプリケーションの登場に期待したいところだ。それと、開発サイドからすれば、1社だけJavaじゃないプログラムを作らないといけないのは、それはそれで大変な話。ezplusのJava VMをBREWアプリとして提供する、あるいはさらに踏み込んでiアプリのエミュレーターをBREWアプリとして提供するぐらいの気合いを見せてほしい。
その他の部分については、メインディスプレイが2.3インチになって、SDカードスロットが無くなった点を除けば、ほとんどA5301Tと同じ。細かいところで言えば、着うたに対応したり、日本語変換エンジン「Mobile Rupo」にAI変換機能が追加されたりしているが、動画やVGAサイズの静止画を撮影した後に延々と続く待ち時間の長さが改善されていないのがかなり辛い。
とは言うものの、現状ではBREWアプリをダウンロードできる端末はこれ1機種のみ。BREWの将来性をどう見るかによって評価がわかれるところではあるが、ケータイのスペックフェチ(?)にとっては、SH-Mobile搭載のA5303Hとどっちを買うか悩ましい選択を強いられそうだ。もっとも、そんな人たちは両方買っちゃうのかもしれないけど……。
白根
初のBREWサービス対応端末。53xxの型番を持ち、GPSやムービーメールにも対応するハイエンド端末、なのだが、Javaには対応していない。ちなみにGPS対応でJavaに対応しない現在唯一の端末という位置付けになるので、GPSとJavaを組み合わせたサービスを利用する際には注意が必要だ。
BREW関連の操作はQUALCOMM独自のインターフェイスを使っているようで、そこだけ使い勝手が違っている(海外のBREW端末も同じインターフェイスだ)。といってもアプリケーションを選んで立ち上げるだけのインターフェイスなので、メニューデザインが他と異なるのでちょっと戸惑うだけで、使い勝手の問題はない。
BREWはJavaに比べて自由な設計(独自プロトコルへの対応など)がある反面、セキュリティを重視した設計(公式な認証がないとダウンロード実行できないなど)となっている。こうした特性を見ると、簡単なアプリケーション向けのJavaと、高度なアプリケーション向けのBREWは使い分けができると思っていたのだが、実際にA5304TにBREWが実装されるとき、Javaはなくなってしまった。。非公式アプリケーションなど、Javaのメリットもあるので、KDDIにはぜひとも公式ezplus実効環境をBREWで配信してもらいたいところだ。
A5304Tの端末の使い勝手はというと、A5301Tとほとんど同じだ。機能だけでなく電話番号・アドレスも登録できるカスタマイズ可能なメニューや、予測変換に対応したMobile Rupoなど、完成度は高いと思う。受信メールの検索は本文を対象に行なえるなど、進化した点も多い。ただ、せっかく大きな液晶を搭載しているのに、サムネイルに対応していないのは惜しい。またA5301Tと違ってSDカードにも対応していない。
選ぶポイントは1つは、JavaではなくBREW、という点だろうか。非公式アプリケーションを利用したいのならば、高速なJavaに対応したA5303Hがお薦めだ。プログラムダウンロードのサービスにこだわる人は注意して選ばなければいけない端末だが、そうでなければ、使い勝手もいいので、2.3型の現在最大級となる液晶を目的に購入してもいいと思う。
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URL
ニュースリリース(KDDI)
http://www.kddi.com/release/2003/0129/index.html
製品情報(KDDI)
http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/a5304/index.html
製品情報(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/au/a5304t.htm
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