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ケータイ新製品SHOW CASE
TS41(レッド)
2003年12月下旬発売



ボタン配置。左がEZwebで右がメールというauの標準的なものとは逆の配置 右側面には音声メモボタンがある

ストラップ穴はヒンジ部背面にある Sonic Speakerは背面液晶上の盛り上がった部分にある

メインのメニューはリスト式表示 使用頻度の高かったメニュー項目を表示する「ランキングメニュー」 アイコンランチャー表示の「マイメンバー」は連絡先や各種機能をカスタマイズ登録できる

11字×12行表示 8字×9行表示 6.5字×7行表示

Advanced Wnnは直前に入力した単語から次の語を予測する機能がある Advanced Wnnの辞書は「内閣」などの頻繁には使わない単語は学習しないと頭出し予測できない 待受画面はボタン1押しでカレンダー表示に切り替えられる

シンプルメニュー時のメインメニュー。切り替えは「*」ボタンの長押し シンプルメニュー時はメニュー全体の表示フォントが大きくなり、頻繁に利用する項目のみの表示となる シンプルメニューモードにすると、メール作成などのフォントも大きくなる

Sonic Speaker使用時。折りたたんだ状態でSonic Speakerを顎関節付近の骨に当てることで利用する 耳をふさぎ環境音を聞こえなくしても、Sonic Speakerからの音は聞くことができる

スペックで見るTS41

 三洋電機製のツーカー向けEZweb@mail端末。骨伝導方式の「Sonic Speaker」を搭載している。

 Sonic Speakerは頭蓋骨を振動させて聴覚器官に音を伝える方式のスピーカーで、原理的には耳をふさいだ状態でも音を聞くことが可能となる。Sonic Speakerは本体を閉じた状態で、背面のSonic Speakerをあご骨などに当てる形で利用する。折りたたんだ状態で着信したり発信することも可能。

 メインの液晶には2.1型のTFTカラー液晶を採用。標準的なメニューに加え、大きなフォントで頻繁に使う項目だけを表示する「シンプルメニュー」や、よく使う連絡先の電話番号やメールアドレスなどを登録するアイコンメニュー「マイメンバー」を搭載する。日本語入力システムは最新のAdvanced Wnn。カメラは搭載しない。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
88×47×27mm
重量 約98g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約400時間
充電時間 約110分
ディスプレイ 6万5536色2.1型TFTカラー液晶
132×176ドット
表示文字数 11字×12行、8字×9行、6.5字×7行
メモリダイヤル 501件
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 28.8kbps(パケット)
ボディカラー シルバー、ピンク、レッド

【インターネットメール】
サービス名 EZweb@mail
利用料 Ezweb料金に含まれ、月額200円
通信料:0.27円/1パケット
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信メール:最大200件
送信メール:最大200件
添付制限 最大5件(100KBまで)

【着信メロディ】
和音数 最大40和音
着信音 ・パターン:5種類
・効果音:10種類
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 白鳥の湖
「フィガロの結婚」序曲
ボッカッチョ
アイ・ガット・リズム
モルダウ
アラベスク第一番
山の音楽家
クラシックメドレー

【データフォルダ】
データフォルダ容量 500KB
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
画像、着信メロディを保存


スタッフが見たTS41

コメント
湯野  骨伝導と言えば三洋。以前、同社が骨伝導通話機能を搭載した固定電話を発売したときには、ちょっとした驚きを感じたものだ。その三洋から骨伝導ケータイ「TS41」の登場である。
 実際に「SonicSpeaker」を耳周辺にあてて、骨伝導通話機能を使って通話してみると、音漏れしているような感じにしか聞こえないのだが、耳栓をしたり、指で耳をふさいでみたりすると効果てきめん。なかなかこの感覚を文字でお伝えするのは難しいが、たしかに聞こえる。固定電話のほうに搭載されている「ゆっくり通話」機能などが携帯電話にも搭載されれば、さらに使いやすくなるのではないだろうか。
 もちろん、そんな骨伝導通話機能もあるのだが、閉じたまま背面のボタンを長押しすることで、事前に設定した番号に電話をかけたり、通話を終了したりできるのも便利。大きな文字でメニュー操作を簡単に行なえる「シンプルメニュー」も用意されている。
 今どきのケータイとしてはカメラ無しというところが気になるが、電話本来の機能である「通話」に焦点を当てた端末として注目度は抜群。通話にとことんこだわる人にオススメだ。
白根  初の骨伝導スピーカー搭載ケータイ。カメラなどは搭載せず、骨伝導スピーカー「Sonic Speaker」以外はいたってシンプルなケータイだが、この骨伝導スピーカーという強烈なスパイスがTS41を「話せりゃいいやん」だけのケータイではなくしている。
 骨伝導スピーカーというのは、頭骨を直で振動させ聴覚器官に音を伝えるというもの。普通の鼓膜を振動させて伝わってくる「気導音」に対して、頭骨が振動して聞こえる音を「骨導音」というとか。ちょっとサイバーなガジェットであるが、実際に使ってみるといたって普通に聞こえる。普通すぎて「アレ、この音ってホントは気導音なんじゃねぇの?」と思わせるくらい。でも試しに耳栓をした状態で使ってみると、環境音がほとんど聞こえなくなるのに骨導音だけが気味が悪いくらいはっきり聞こえる。
 リリースにある使い方の1つとして「雑踏の中でも相手の声が聞き取りやすい」とあるが、実際に使ってみると気導音と骨導音は同じように聞こえるので、環境音がうるさい場所ではSonic Speakerからの音も大きくないと聞こえない。耳栓やインナーイヤーヘッドホンをしているなら意味があるが、普通に使っている分には大きな差がある代物ではない。ちなみに、当然ではあるがTS41は普通のスピーカーも搭載しているので、普通に使うことも可能だ。ただし骨伝導マイクは搭載していないので、マイクを口の方向に向けておく必要はある。あと、耳栓をするなどして環境音を小さくしておけば、後頭部などにSonic Speakerを当てても音は聞こえる。ただし耳の近くの骨にSonic Speakerを当てた方が、当然よく聞こえる。
 骨伝導以外の使い勝手は普通。メニューの構造は古いタイプのリスト式のメニューだが、直前のカーソル位置がメニューを抜けても記憶されるなど慣れると便利な点が多い。「マイメンバー」というカスタマイズ可能なアイコンランチャーメニューは連絡先だけでなく、頻繁に使う機能も搭載しておける。バックグラウンドでも動作するカウントダウンタイマーがあるので、こうした機能を登録しておくと便利だろう。ケータイになれない人にはシンプルメニューもよい。ハイエンドモデルの2.4型などにはかなわないが、メインディスプレイは2.1型と小さくはないので、お年寄りなど細かい文字が苦手な人でも視認性が高く使いやすいはずだ。閉じたままでの着信も可能で、1件のみだがワンタッチダイヤルに登録した番号には閉じたままでも発信できる。もちろんSonic Speakerを使えばそのまま通話が可能だ。
 個人的には現在のツーカーのラインナップの中では、TS41が搭載する三洋製の古くさいリスト式メニューが比較的使いやすいと思う。マイメンバーのカスタマイズ性の高さはなかなかのものだ。カメラなしのシンプルな端末が欲しい、というのであれば、骨伝導スピーカー抜きでもTS41は候補に入れてもよいと思う。


関連記事
ツーカー、世界初の骨伝導ケータイ「TS41」


URL
  ニュースリリース(ツーカーセルラー東京)
  http://www.tu-ka.co.jp/news/release/031209.html
  製品情報(ツーカーセルラー東京)
  http://www.tu-ka.co.jp/line_up/ts41.html
  製品情報(三洋電機)
  http://www.stel-web.com/line_up/ts41/



2004/01/14 18:08

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